ジョン・レノンの息子ショーン・レノンが内田裕也さんを悼む

ハッシュタグのフラワー・トラベリン・バンドは内田さんがプロデュースして１９７０年に結成されたロックバンドで、ジョー山中さんがボーカルを務めた。７１年、アメリカのアトランティックレコードと契約してアルバム「SATORI」を米、カナダでリリースするなど海外でも活躍した。ショーンはこの「SATORI」を気に入って内田さんと交流があったという。

昨年９月１５日に亡くなった妻で女優の樹木希林さん（享年７５）の後を追うように亡くなった内田さん。おりしも樹木さんの愛用品や写真を展示する「樹木希林　遊びをせんとや生まれけむ展」（東京・西武渋谷店）が１９日、スタートした（４月７日まで）。会場には「三月十七日、内田裕也様がご逝去されました。ご逝去を悼み、関係者一同謹んでお悔やみ申し上げ、心から哀悼の意を表します」と書かれた書面が掲示された。樹木さんの衣装など２２０点か展示され、内田さんとのツーショット２点が初公開されている。

内田さんと樹木さんは１９７３年に結婚したが１年半後に別居して、内田さんが無断で離婚届けを区役所に提出し、樹木さんは離婚無効の訴訟を起こして勝訴した騒動があった。その後も別居を続けたが、内田さんが事件を起こした時も決して見放すことはなくマスコミに対応するなどして独特な夫婦関係を続けてきた。内田さんとの間の一人娘内田也哉子（４３）はエッセイスト、歌手、女優で俳優の本木雅弘（５３）と結婚して３人の子供がいる。内田さんの葬儀は近親者のみで行われ後日「お別れの会」が行われる。