ジャニー喜多川氏はくも膜下出血で入院中 「死亡説」も流れて事務所が病名発表

(2019年7月1日)

ジャニーズ事務所
ジャニーズ事務所の社屋(東京・港区)

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(87)が18日、救急搬送されて入院中だったが、病状をめぐって様々な憶測が飛び交いネットで「死亡説」まで流れたことでジャニーズ事務所は1日、病名と現状を発表した。

「2019年6月18日午前11時30分頃、体調の異変を訴え、救急搬送されたことから、現在入院いたしております」と報告した。

病名は「解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血」だという。「今もジャニーは必死に頑張っております」としている。

「ジャニーズ帝国のドン」の突然の緊急事態に、近藤真彦、東山紀之、木村拓哉、中居正広、嵐のメンバーらが連日病院を訪れていると報じられたが「所属タレントたちは、ジャニーを元気づけたいという思いから、日々、病院を訪れております」としている。

1日、嵐のメンバー5人は東京・六本木のソニーミュージック六本木ミュージアムで開幕したデビュー20周年を記念したファンクラブのイベント「ARASHI EXHIBITION JOURNEY 嵐を旅する展覧会」の記者会見の前に、松本潤がメンバー5人を代表して、ジャニー氏が倒れた翌日の19日に5人で病院に見舞いに行ったことを報告した。「今はジャニーさんが1日も早く元気に回復してくれることを祈っています」などと語ったという。

ジャニー氏の病状は発表された病名からもかなりの重病であることがうかがえる。今後のジャニーズの体制にも影響を与えそうだ。すでにジャニー氏の姉で事務所副社長のメリー喜多川氏(92)の娘で同副社長・藤島ジュリー景子氏がメリー氏の後継者となり、タレントの発掘、育成、プロデュースは歌手・俳優を引退して「ジャニーズアイランド」の社長に就任した滝沢秀明が担当するといわれている。ジャニー氏とメリー氏の二人三脚で数々のグループを育て帝国を築いたが、その路線をジュリー氏と滝沢が受けついで行くのではないかといわれている。

ジャニーズといえば近年はSMAPの解散(2016年)、元TOKIOメンバー・山口達也の女子高生に対する強制わいせつ容疑での書類送検(起訴猶予処分)とグループからの脱退・事務所退所(昨年5月)、2020年12月31日をもって嵐の活動休止の発表(今年1月)、など激震が続いた。そして今度はドンの緊急入院で「ジャニーズ帝国」の今後の動向に注目が集まっている。