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沢尻エリカ容疑者に「パッチギ!」の井筒監督が「留置場で自分と向き合い猛反省を」

(2019年11月18日)

沢尻エリカ容疑者に「パッチギ!」の井筒監督が「留置場で猛反省を
(沢尻容疑者について語った井筒監督=TBS「ひるおび!」)

合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者(33)がブレイクするきっかけとなった映画「パッチギ!」(2005年)の井筒和幸監督(66)が18日、「ひるおび!」(TBS系)に出演して、「留置場で猛反省すること」などと激白した。

司会の恵俊彰から「ニュースを聞いてどういう感想ですか」と聞かれて「いやもう愕然とした。知らなかったからね」と語った。「4年前に『パッチギ!』の仲間で高円寺のちっちゃい居酒屋で飲んだことがあって。その時に彼氏を連れて現れた」という。いろいろな騒動があったが主演した「へルター・スケルター」(2012年)のヒットなど「仕事もできるようになったし、世の中の(彼女に対する)目つきが変わってきたところだったので、よかったねってみんなで言ってた」という。「そんな薬物してるなんてかけらもなかった。もちろんそんな話は身内の中で出るわけもないけど、全く知らなかったね」という。

沢尻容疑者は「パッチギ!」で在日コリアンのヒロインを演じて、キネマ旬報ベスト・テンの新人女優賞(井筒監督が監督賞、日本映画1位)など新人賞を総なめにしてブレイクした井筒監督は「ほかの女優と全然違っていた。キラキラ、光っていた天才肌。感情表現がうまく、全部一発OKだった」と評価した。
「女優としてはピカ一だと思いますよ」という。「女優さんはみんな名前が先行していて、相当仕込んでそぎ落としてからでないと、普通にリアルな芝居なんてすぐ出来ない」「彼女はそれを通り越していた。だからオーデイションで顔を見るや選んだんですね。出来そうだなって思ったから」。それだけに残念ですねと恵が言うと「残念だなあ」と麻薬逮捕を残念がった。

周りにアドバイスする人間がいなかったのかという点について「誰もいなかったんじゃないかな。みんな孤独でしょう。我々の仕事は修羅場ばっかりしてるわけですから。生々しい現場ばっかりですよ。体裁繕っていられないからね」「全部吐き出してやらなきゃならない世界だから。その反動っていうのは毎日ありますよね」という。
そして「(麻薬を)どう受け取って、どうしていたんだということを素直に白状して臨むしかないね。潔くやんないと」指摘。
さらに「自分と向き合うことでしょうね。自分を見逃しているんでしょうね。しばらく留置場でしょ。たっぷり時間があるんだから、自分とちゃんと向き合って、まず自分に怒ることですね。猛反省して、それからですね」と語った。