山下智久、ジャニーズ事務所を退所「夢に向かい新たな一歩を踏み出していきたい」　海外に活動拠点

歌手で俳優の山下智久(35)が10月31日をもってジャニーズ事務所を退所したことが分かった。同事務所が10日公式サイトで発表した。「山P」の愛称で親しまれた山下に何があったのかーー。

ジャニーズ事務所は公式サイトで「この度、弊社所属タレント山下智久は、2020年10月31日をもちまして退所いたしました。いつも温かく見守り、応援してくださっているファンの皆様、そして、ご支援いただいている関係者の皆様に心より御礼申し上げるとともに、急なご報告となりますことをお詫び申し上げます」と山下の退所を発表した。
そして「山下は、以前より、海外でキャリアを積みたいという志向が強くございました。そのため、契約内容等を調整しながら、弊社に所属した上で海外での活動に挑戦しやすい環境を整えてまいりました。今後につきましても、継続的に話し合いを重ねてまいりましたが、山下より、本格的に活動の拠点を海外に移したい意向であること、また、現在オファーがある海外作品に参加するため、契約満了前の退所を希望する旨、申し出がございました。弊社といたしましては、本人の意向を尊重し、双方合意の上で契約を終了することといたしました」と山下が退所に至った経緯について明らかにした。
「山下は、これから自身の思い描くキャリアを目指して歩んでいくこととなりますが、これまでと変わらず、ご支援賜れますと幸いでございます。何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます」としている。

山下は8月に亀梨和也と一緒に未成年の女性との飲酒を週刊誌に報じられ、ジャニーズ事務所は、山下の一定期間の芸能活動自粛と亀梨については厳重注意と書面による反省促すことを事務所の公式サイトで発表した。女性が年齢を偽っていたため2人は女性が未成年という認識はなかったが、新型コロナウイルス感染拡大のなかで「自覚と責任に欠けた行動」などとしていた。

山下はファンクラブサイトで「この3カ月という期間に、僕自身の行動についてしっかりと向き合い、今までの事、これからの事を改めて考えた結果、ジャニーズ事務所を離れる決断をさせて頂きました」と報告して「ジャニーズ事務所は僕、山下智久を生み育ててくれた生家です。その事務所を出て、子供の頃からの夢に向かい新たな一歩を踏み出していきたいと思います。大切な事は全てジャニーズ事務所、共に切磋琢磨してきた仲間、そして多くのファンの皆さんが教えてくれました」などとコメントを発表した。

山下は今年6月にHuluなどで世界同時放送・配信されたドラマ「THE HEAD」で海外進出を果たしており、今後は海外に活動の拠点を移してハリウッド映画に出演するなど海外での活動を本格化するとみられている。

■山下智久（やました・ともひさ）
1985年4月9日生まれ。千葉県出身。2003年、NEWSのメンバーに選ばれ「NEWSニッポン」でCDデビュー。2005 年、ドラマ「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ系)で共演した亀梨和也との期間限定ユニット「修二と彰」のシングル「青春アミーゴ」が大ヒット。2006年、「抱いてセニョリータ」でソロデビュー。2011年10月にNEWSを脱退してソロ活動をスタート。俳優としてもTBS系ドラマ「クロサギ」（2006年）、フジテレビ系「コード・ブルー－ドクターヘリ緊急救命－」(2008年～)などのドラマや「あしたのジョー」（2011年）、「コード・ブルー－ドクターヘリ緊急救命－」(2018年)、「サイバー・ミッション」（2019年）などの映画に出演している。