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東出昌大「草の響き」で3年ぶりに映画主演「楽しみに待っていてください」

(2021年4月20日23:45)

東出昌大、「草の響き」で3年ぶりに映画主演「楽しみに待っていてください」
(3年ぶりに映画主演が決まった東出昌大)

東出昌大(33)が映画「草の響き」(今秋公開)に主演することが決まった。「寝ても覚めても」(2018年)以来3年ぶりの映画主演となる。佐藤泰志原作の同名小説を斎藤久志監督が映画化する作品で、東出は「羽毛のような柔らかい函館の西陽を受けながら皆で作った映画です。楽しみにしてください」などとコメントした。

函館出身で1990年41歳の若さで自死した夭折の作家・佐藤泰志の小説は、函館の映画館シネマアイリス代表の菅原和博氏のプロデユースで「海炭市叙景」(2010年)、「そこのみにて光り輝く」(2014年)、「オーバー・フェンス」(2016年)、「きみの鳥はうたえる」(2018年)と映画化されており文芸色が強い作品として高い評価を得てきた。そして今回、1982年に発表された本格的な分断デビュー作「草の響き」が映画化されることになった。
東出は精神的に失調をきたして、故郷の函館に妻と戻った主人公を演じる。働くことができず精神科に通いながら、晴れの日も雨の日も精神の治療のため函館の街を走り続ける。そんな彼が、路上で出会った若者と心を通わせるようになったことで何かが変わり始めるという内容。プロデューサーの菅原氏は「若かりし頃の佐藤泰志の分身のような男が、函館の街を一人黙々と走る。そのイメージを考えた時に、東出昌大さん以外に思いつかなかった」という。

東出は「心を病んだ男がそれでも毎日走る理由は、きっと『良くなりたい』からだと思います。そして『良い』とは何なのか。羽毛のような柔らかい函館の西陽を受けながら、皆で作った映画です。楽しみに待っていてください」とコメントを発表した。

昨年1月に「寝ても覚めても」で共演した唐田えりか(23)との不倫騒動が報じられ、同年8月に女優の杏(35)との離婚を発表するなどあったが、「スパイの妻」(2020年)や「BLUE/ブルー」(9日から公開中)で存在感を見せた。3年ぶりの主演映画でどんな演技を見せるのか注目される。