マイケルの性的虐待映画が波紋を広げるなかペットのバブルス君は今

(2019年3月11日)

  • マイケル・ジャクソン
  • マイケル(Instagram/
    @michaeljackson)
  • バブルス
  • バブルス君(米類人猿
    センターのHPから)
  • マイケル・ジャクソンの過去の少年に対する性的虐待を題材にしたドキュメンタリー映画「リービング・ネバーランド」が米HBOテレビで放送されて波紋を広げているが、そうしたなか、マイケルのペットとして人気があったチンパンジーのバブルス君のその後も再びクローズアップされている。

    米芸能サイト「レーダーオンライン」によると、バブルスはマイケルが1987年のワールドツアーに同行して人気者になったが、2003年にカリフォルニア州の牧場に移され、2005年からフロリダ州の類人猿センターに住んでいる。現在は35歳だという。

    同センターのスタッフによると、バブルスが混乱しないようにマイケルの写真を見せないようにしているという。ネバーランドで過ごしたマイケルとの生活を思い出したくないのだという。2003年にマイケルが少年に対する性的虐待容疑で訴えられたときにバブルスは自殺を図ったと最近インドのメディアに報じられたこともあるが、自殺未遂説は同センターの関係者は否定しているという。また、マイケルに虐待された可能性も取りざたされているが、マイケルの遺族は「バブルスが元気でいることを聞いてとてもハッピーです。マイケルはとても彼を愛していましたし、虐待するようなことは決してありませんでした」とマイケルのバブルスに対する虐待の噂を否定した。

    マイケルの性的虐待を描いた「リービング・ネバーランド」は、ウェイド・ロブソン(36)とジェームズ・セーフチャック(41)の2人が、子供のころネバーランドでマイケルから性的虐待を受けたとの証言を中心に構成されている。マイケルの遺族はマイケルの性的虐待を全面否定して、「公開リンチ」と非難。同ドキュメンタリーを放送したHBOに名誉棄損で1億ドル(約110億円)の巨額賠償金を請求してこのほど裁判所に提訴した。
    マイケルの遺産管理団体は「ロブソンもセーフチャックも以前に裁判で宣誓して、マイケルが決して彼らに対して不適切なことはしたことはないと証言している」などと主張している。裁判で真相が明らかにされるのか注目される。