英人気歌手サム・スミスが告白「12歳のときに性転換を考えた」 

(2019年3月16日)

  • アリアナ・グランデ/
  • 告白したサム・スミス
    (Instagram/@samsmith)

英人気歌手サム・スミス(26)がインタビューで、自身がジェンダークイア(性同一性が既存の性別に当てはまらない、または流動的な人)であること、12歳のときに「性転換」を考えたことがあることを告白した。「ぼくは男性でもなく女性でもない。その間のどこかに浮かんでいる」という。グラミー賞歌手の独特な個性と性別問題とは…。

スミスはインスタグラムの「I Weigh Interviews」でジャミーラ・ジャミルのインタビューに答え、自身の性別について詳しく告白した。そのインタビューの動画を自身のインスタグラムに投稿した。



10歳のときにゲイであることをカミングアウトして、12歳のときに女性ホルモンが過剰になり大きくなった胸を手術で取り除いて男性のような胸にしたという。その時から性別の問題と闘ってきたが最近は受け入れるようにしているという。 「ぼくはいつも性別についてフリーな考え方をしていた。性転換を考えたこともある」という。その結果ジェンダークイアでノンバイナリー(男女どちらでもない混じりあったような性別の状態で第三の性ともいわれる)だということを受け入れるようになったという。
「ぼくは男性でも女性でもない。その間にあるどこかに浮かんでいる。変動するものの連続体のようなもの」と独特な表現で自身の性別について語った。
性生活でも多くの場合女性であると感じてそう動くことがあり、今でも性転換について考えることがあるという。

スミスは男性でも女性でもないと考えることから、体重や自分の体のイメージについても苦労しているとも明かした。男性のような体がいいのか女性のような体つきがいいのか悩むようだ。女性の服を着て化粧をして学校に通ったこともあったという。
スミスは2014年、第54回グラミー賞で最優秀新人賞、年間最優秀レコード賞(「Stay with Me」)など最多4部門を受賞している。