ジョニー・デップがDV裁判で“決定的証拠”を提出「DV事件の3日後の監視カメラに映ったハードの顔にあざはなかった」

(2019年4月17日)

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  • ジョニー・デップ(Instagram/@johnnydepp
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  • アンバー・ハード(Instagram/@amberheard)

米人気俳優ジョニー・デップ(55)が前妻の女優アンバー・ハード(32)のDV主張は虚偽で名誉棄損として5000万ドル(約55億円)の巨額損害賠償を請求して米バージニア州フェアファックスの裁判所に提訴した裁判で先日、ハードがDV被害の詳細の記録を裁判所に提出したのに対してデップが反論。ハードのDV主張を覆す決定的証拠として、顔にあざがないハードが映っている事件3日後の監視カメラの映像やマンション従業員の証言などを提出した。米芸能サイト「The Blast」が報じた。両者の主張は真っ向から対立して泥沼化している。

ハードは2016年5月にデップとの離婚を裁判所に申請したときに、酒に酔ったデップからDVを受けたとしてあざができた顔写真を証拠として提出した。当時この写真が米マスメディアで大きく取り上げられて波紋を広げたのは記憶に新しい。

ハードは5月の”DV事件“を含めてデップの数々のDVを詳細に証言。酒とドラッグで「モンスター」になったと主張していた。これに対してデップ側は、問題のDVがあったとされた日から3日後にロサンゼルスの自宅マンションのエレベータの監視カメラに映ったハードの顔にはあざがなかったとして、監視カメラの映像をDVは虚偽であることの決定的証拠として裁判所に提出したという。

マンションの従業員もDV騒動の4日後「顔にあざはなかった」と証言

監視カメラの映像は5月24日に撮影されたもので、ハードと彼女の妹の女優ホイットニー・ハードと友人の3人がエレベータに乗り込んで降りる様子が数回映っているが、ハードの顔にはあざはなかったという。デップの代理人のアダム・ウォルドマン弁護士は「ハードは(DV騒動があった)6日後にあざが出来た顔で法廷に現れて、離婚と接近禁止命令を請求したのです」という。顔のあざは女優の妹ホイットニー・ハードに顔を殴らせて作ってデップのDVに見せかけたものだと主張しているという報道もあった。

デップ側はさらにハードの顔に負傷した痕跡は見なかったとするマンションの複数の従業員の証言を提出したという。従業員のトリニティ・エスパルザさんは5月25日にハードを間近で見たときに顔にあざなどは見えなかったと証言しているという。またハードはマンションの従業員にデップのDVを訴え、彼女が負傷していたとメディアなどにウソの証言をするよう頼んだが断られたと主張している。
デップ側の主張が事実ならハードは窮地に追い込まれる可能性もあるが、はたしてハードはデップ側が提出した新たな”決定的証拠“にどう反論するのか裁判の成り行きが注目される。