キム・カーダシアンが「Kimono」下着に批判殺到でNYタイムズに異例の声明

(2019年6月29日)

米人気タレント、キム・カーダシアン(34)が、「Kimono」(キモノ)という名前の矯正下着を立ち上げたことに「日本の伝統的な着物文化を侮辱している」などと非難する声が上がっている騒動で27日、キムが初めてコメントした。名称は変更しないという。

米誌「US Weekly」(電子版)によると、キムは「キモノ」騒動について「ニューヨーク・タイムズ」に異例の声明を発表した。

「日本の文化の“Kimono(キモノ)”は理解しているし、深く尊敬しています。そして(日本の)伝統的な衣服を模倣したり名誉を汚したりするようなデザインや衣服を発売する考えは全くありません」という。

「私の会社の名前をKimonoにすることを決めたのです。その言葉の日本のルーツと切り離して別個に考えるのではなく、(Kimonoという)衣服の持つ美しさやディテールに賛同して付けたのです」と命名した理由について明かした。

商標登録で矯正下着に「Kimono」を使用することは許可されると関係者に確認したという。「日本の伝統的な衣服に関連してKimonoを作ったり、Kimonoという言葉を使うことは排除されたり制限されたりはしないでしょう」と主張した。

そして「私の矯正下着は包括性やダイバーシティに基づいて構築されたもので私は信じられないほど誇りを持っています」としている。

キムが矯正下着に「Kimono」と名付けたことに対して「日本人にとってキモノはとても重要な文化で、私たちはこの文化に誇りを持っています。今でも特別なイベントに限らずときどきKimonoを着ます。Kimonoは日本の伝統的で美しい衣服なのです」などと非難の声が多数寄せられ「#KimOhNO」というハッシュタグも登場。反対する署名運動も起きており騒動になっている。
一方で、キムの矯正下着はXXsから4XLまでのサイズと9色のカラーを用意していることに「包括性がある」と称賛する声もあるという。いずれにしても矯正下着は日本古来の着物とかけ離れておりキムの反論でさらに波紋が広がりそうだ。