米ルイジアナ州で南軍の銅像をブリトニー・スピアーズに変える署名運動

黒人男性のジョージ・フロイドさんの暴行死をめぐって「＃BLM」（BlackLivesMatter=黒人の命も大事だ）のデモや、過去に奴隷制度に関わった人物の銅像を倒す運動が広がっているが、米ルイジアナ州では南北戦争（１８６１~１８６５年）で奴隷制度を守るために戦った南軍の指導者の銅像をブリトニー・スピアーズに変えるよう嘆願する署名運動が起きているという。

米紙ニューヨーク・ポスト（電子版）によると、米ルイジアナ州では、通りや公園に建つ南軍の指導者数十人の銅像や名前の撤去が進められている。そうしたなか、人種差別の象徴になってしまった南軍の指導者の銅像をブリトニー・スピアーズを称える記念碑と交換することを望む署名運動が起きて、すでに１万４０００人の署名が集まったという。

スピアーズは「実際のルイジアナの英雄で影響力のある人間」なのだという。＜br＞ ジョン・エドワーズ州知事と他の議員に宛てた請願書には「世界で最も重要で影響力のあるポップの伝説の一つになる前に、ブリトニー・スピアーズはルイジアナ州のケントウッドという名前の小さな南部の町で生活していた 」と、書かれていたという。

嘆願書には、スピアーズがハリケーン・カトリーナの犠牲者に寄付をするなどルイジアナ州への多くの貢献についても書かれており、話題になった精神的な不安定を克服しただけでなく、自分自身を向上させるために継続的に努力しているなど、ブリトニーはルイジアナ州への「多くの貢献」をしていると書かれています。「彼女は南部の真のヒーローだ！」という声も上がっているという。