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ハリウッド特急便
イーロン・マスク氏がグライムスとの間のベビーの名前を「X AE A-XII」に変更 その真意とは？
（2020年6月17日）
先月民間主導の初の有人宇宙飛行を成功させた「スペースX」のCEOイーロン・マスク氏（４８）とパートナーのカナダのミュージシャン、グライムス（３２）が、生まれた赤ちゃんにつけた名前を変更したことが分かった。新しい名前は「X AE A-XII」だという。その真意とは？
米紙ニューヨーク・ポスト（電子版）によると、マスク氏とパートナーのグライムスの間に５月5日（現地時間）、第1子となる男児が誕生。2人は「X Æ A-12 Musk」というなんともユニークな名前にする予定だった。ところが、米カリフォルニア州の法律では、出生証明書に記載される名前は、アポストロフィーやダッシュは許可されているものの、「英語のアルファベット26文字」を使用しなければならないと規定されているという。特殊文字や数字の使用が禁止されていることを知らされ、「X AE A-XII」に変更せざるを得なかったという。
当初予定していた「X Æ A-12 Musk」は、2人で考えたもので、グライムスは以前、Xが代数学の "未知の変数 "であるのに対し、「Æ」は 「Ai（愛＆/or 人工知能）のエルフの綴り」を指しているとツイートしていた。「A-12」はロッキードのA-12偵察機にインスパイアされたもので、夫婦の "愛機 "だという。また、グライムスはSNSでマスク氏を「X」と呼んでいたという。変更後も「X」（マスク氏）、「AE」（グライムス）、「A-ⅩⅡ」（A-12）のコンセプトは変わらなかったようだ。いずれにしても大富豪の実業家と超個性派ミュージシャンによるユニーク過ぎるネーミングだ。マスク氏はベビーを抱く写真を自身のインスタグラムに投稿して「年をとってからのベビーはよりうれしい」などとコメントしていた。（下の写真）
マスク氏は２０００年、クィーンズ大学の同窓生で作家のジャスティン・マスクと結婚し、双子と三つ子の男児をもうけたが、２００８年に離婚。２０１０年に女優のタルラ・ライリーと再婚したが、２０１２年に離婚。翌年に復縁したが、２０１６年再度離婚した。２０１６年、ジョニー・デップと離婚裁判中の女優アンバー・ハードと交際し２０１７年4月に交際を公にしたがその後破局した。
マスク氏のスペースXは5月３０日（現地時間）、フロリダ州のケネディ宇宙センターで、NASA(米航空宇宙局)の宇宙飛行士２人を乗せた宇宙船クルードラゴンの打ち上げに成功した。米国の有人宇宙飛行は９年ぶりで、民間企業が開発した宇宙船が国際宇宙ステーションに接続したのは初めてで話題を呼んだ。スタートトウデイ社長・前澤友作氏は２０１８年、マスク氏と記者会見して、２０２３年にスペースXが開発する宇宙船で世界初の月周回旅行を行うことを発表した。