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官能的過ぎるNetflix配信映画「365DNI」の米国での評判

(2020年6月18日)

コロナ感染拡大の外出自粛でNetflix配信の韓国ドラマ「愛の不時着」が大ヒットしたが、欧米ではNetflix配信のポーランド映画「365DNI」が「生々しいセックスシーンで何百万人もの人を魅了している」と評判だ。日本でも「愛は、365日の日々で」の邦題で6日から配信中で人気を呼んでいる。その官能的過ぎるシーンの内容とは…。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、「Netflixで最もポルノに近いもの」と評された映画「365DNI」は、米国で配信映画の中で今最も人気のあるロックダウン映画だという。

ポーランドで製作されたこの映画は、官能的なSMシーンで人気を呼んだダコタ・ジョンソン主演の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」シリーズを「PG(子供の鑑賞には保護者の指導を推奨)映画にしてしまう」と評されているという。ブランカ・リピンスカの同名小説が原作で、恋人に対して情熱を感じられないキャリアウーマンのヒロイン・ラウラが、マフィアの若きドンのマッシモに誘拐・監禁され、1年間という期限の中で彼を愛するよう強要されるという内容。2人の激しく生々しいセックスシーンで何百万人もの人を魅了しているという。中盤から何度も出てくるそのシーンはかなり官能的だ。

ヒロインのラウラにポーランドの女優アンナ=マリア・シエクルッカ(28)、彼女と激しいベッドシーンを演じているマフィアのマッシモにイタリアの俳優で歌手・モデルのイケメン男優ミケ―レ・モローネ(29)などのキャスト。2月に米・英の劇場で公開され、6月7日から欧米、日本で配信されている。

ポッドキャスト「Sex,Drugs & Rock 'n' Roll」の共同ホストであるラルフ・サットンは、「ストックホルム症候群のような恋愛模様が展開されるのですが、映画全体を通して、どれだけの時間が経過したのかわからないのです。数日?数ヶ月?ラウラがクルーザーから海に落ちて溺れそうになった後、船の上でのセックスシーンがあるのですが、私は(男性の)シャフトを見た」といい、さらに「本当にシャフトを見たかどうかを確かめるために、ボートのセックスシーンをもう一度巻き戻した。一緒に見た女性もそう思ったはず」などと語った。

ポルノ評論家のアリス・ヴォーンは、「『365DNI』はアカデミー賞のために書かれたものではありません。ポルノを見たいけど、ポルノを見ていることを批判されたくない女性のために作られた映画です」と指摘した。

韓国のセレブの女性がパラグライダーで北朝鮮に迷い込んでしまい、そこで出会った北朝鮮のイケメン兵士とまさかの国境を越えた恋に落ちるという数奇なラブロマンスと、北の寒村の人たちの暮らしぶりなど描いて大ヒットし、はまる芸能人も続出した韓国ドラマ「愛の不時着」。そのハートウォーミングな内容とは対照的な危険な香り漂う官能的な映画「365DNI」だが、「愛の不時着」に続くブームになるのか注目される。