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ハリウッド特急便
ローリング・ストーンズがトランプ大統領に警告 選挙集会でストーンズの曲を使い続けたら法的措置
(2020年6月29日12:00)
ローリング・ストーンズは、トランプ大統領が11月の大統領選挙に向けたキャンペーンの集会でストーンズの曲を使用禁止命令を無視して使用し続けているとして、使用をやめなければ法的措置を取ると警告した。
ストーンズの弁護団は28日(現地時間)、米国の音楽著作権管理団体のBMIと共同で、トランプ大統領の再選キャンペーンで彼らの楽曲の使用を停止するよう求める声明を発表した。「BMIはストーンズの代理として、ストーンズの曲の使用が使用許諾の契約に違反していることをトランプ陣営に通知した」と関係者が明らかにした。
「もしトランプ氏が使用不許可を無視して使用し続けた場合、使用禁止を破って許諾されていない楽曲を演奏したとして訴訟に直面することになるだろう」と法的措置を取ることを明らかにした。。
トランプ陣営は今月初めにオクラホマ州タルサでの集会の最後にストーンズの1969年のヒット曲「You Can't Always Get What You Want」(無情の世界)を無断で使用したとしてストーンズ側は使用しないよう通告していた。トランプ氏は以前にもイベントでこの曲を演奏しており、2016年の大統領選挙のキャンペーン中に同曲を使用してストーンズ側は使用しないよう警告していたという。
同曲は「望んでいるものをいつも手に入れることはできないが、がんばれば時には気がついてみたら手にいたということもあるかもしれない」などという内容で、ストーンズのコンサートでは「サティスファクション」「ホンキー・トンク・ウイメン」「Paint It,Black」などと並んで定番の演奏曲のひとつ。
米ミュージシャンではテイラー・スウィフトが「11月の大統領選で落とす」と宣言したが、トランプ大統領はストーンズにも嫌われているようだ。人種差別撤廃の運動が全米に拡大して、白人至上主義者といわれるトランプ大統領の支持率が低下し、世論調査では対抗馬の民主党候補・バイデン前副大統領に10ポイント前後リードされていると報じられており、苦戦が続きそうだ。
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