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アンバー・ハードが声明 ジョニー・デップの裁判は「信じられないほど苦痛だった」

(2020年7月29日12:30)

アンバー・ハード「デップが手榴弾のように約30本のボトルを私に投げつけた」
(全面戦争のデップ㊨とハード=インスタグラムから)

米人気俳優ジョニー・デップ(57)が前妻の女優アンバー・ハード(34)に暴力を振るっていたと報じた英紙「ザ・サン」を名誉棄損でロンドンの高等裁判所に提訴した裁判の審理が28日(現地時間)、終了し証人として証言したハードが記者会見して声明を発表した。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、アンバー・ハードは同日、ジョニー・デップとの結婚生活をめぐって”暴露合戦“となった裁判について裁判所の外で記者会見して声明を発表した。ハードは自身のインスタグラムでその声明を公表した。

「私は、法廷の審理をアシストするための証人として、この一連の出来事について証言するためにイギリスに来ました」とハード。

「2016年に(デップに対する裁判所の)接近禁止命令を取得し、離婚を確定させた後、私は自分の人生を進めたいと思っていました。私はこの訴訟を提起していないし、その意義にもかかわらず、法廷には出ない方が良かったと思いました」という。

「私の関係の破局を追体験し、私の動機と真実が問われ、ジョニーとの人生の最もトラウマになる詳細が法廷で共有され、世界中に放送されることは、信じられないほど苦痛でした」と”暴露合戦“になった裁判を振り返った。

「私は法廷での証言を支持し、今では英国の司法に信頼を置いています。
私はこの訴訟を起こさなかったが、私は彼の訴訟によって貴重な財源が消費されていることを認識しており、それらの財源がコロナ感染拡大のパンデミックによって審理が遅れているより重要な法的問題に再び費やされるのを見て喜んでいます」という。

「私は、弁護団、英国と米国の弁護士の献身的な努力とサポートに感謝しています。また、私が安全に証言できるように、私の身を守るために細心の注意を払ってくれた、非常に親切で勤勉な法廷スタッフと警察に感謝の意を表したいと思います」と版誤断や裁判所のスタらに感謝した。

「そして最後に、世界中からの途方もない支援とたくさんのメッセージに心から感謝します。皆さんは私に多くの力を与えてくれました」と締めくくった。

ハードが記者会見しているときにデップの熱狂的ファンとみられる人たちが「ジョニーに正義を!」と声を上げ、ハードに罵声を浴びせたという。

この日の朝、デップが裁判所に到着したとき、熱狂するファンの群衆に迎えられたという。8時間後に裁判所を去ったときに多くの人がまだそこにいたという。デップはファンから花束を渡され手を振って裁判所を後にしたという。判決の期日は明らかにされなかったが9月以降と予想されている。

裁判所の前に集まった”支持者“の数ではハードに圧勝したデップだが、判決はどうなるのか?「裁判記録の詳細を見たわけではないので何とも言えないが、日本の名誉棄損裁判だと記事の核心となるデップのDVについて、当事者のハードが法廷で詳細に証言したのならば、真実、ないしは真実相当性が認められる可能性が高いのではないか。またDVを記事にすることは公共性、公益性もあるので、どっちかといえばデップが不利なのではないか」(事情通)という予想も。
ただ、デップは裁判を通じてハードも暴力を振るっていたことなどを暴露してそれがマスメディアに報道されることで報復しようとした可能性も見え隠れする。ハードが今回の裁判を「信じられないほど苦痛だった」といっているので、デップは裁判の効果はあったと思っているかもしれない?いずれにしても、ロンドンの裁判所が両者の主張をどう判断するのか、判決の行方が注目される。