フィル・コリンズ、元妻の主張を全面否定「彼女の主張は誹謗中傷で虚偽」

イギリスのミュージシャン、フィル・コリンズ(69)と元妻オリアン・シーヴェイ(46)がマイアミの豪邸をめぐる財産分与で争っている裁判で、シーヴェィがコリンズは「不能で数か月間入浴していなかった」などと暴露したことに、コリンズが元妻の主張を全面否定して反撃した。

米サイト「TMZ」によると、元妻シーヴェイは9日(現地時間)、裁判所に書類を提出し、結婚当時一緒に住んでいた4000万ドル(約42億円)のマイアミの豪邸の所有権の半分を彼女に与えるよう金銭を要求。そして、2019年までにコリンズは「うつ病になって引きこもり背中の手術を受けた後、抗うつ剤と鎮痛剤の中毒になった」とか「彼はセックスをすることができなかった」、「彼はシャワーを浴びることや歯を磨くこと、適切な服を着ることを止めた」とショッキングな暴露をして波紋を広げた。

これに対してコリンズは、元妻の「地獄のような誹謗中傷は露骨な嘘であり、彼の名声を汚すための安っぽい試みだ」と反撃した。

元妻の主張は「この裁判の法的請求とは関係のない、明らかに虚偽で無意味でスキャンダラスで狡猾な主張の連続」と主張。「金をゆすり取ろうとして意図的にセンセーショナルなまたは虚偽の主張をしている」としている。

コリンズが世捨て人のような状態になっていたという元妻の主張についても否定し、現在ジェネシスと一緒にツアーする準備をしているとしている。

シーヴェイは、結婚するときにコリンズは、マイアミの豪邸の半分の所有権を彼女に与えることを約束していたと主張しているが、コリンズはそれも否定した。

2人は1999年に結婚して2人の息子をもうけたが2008年に離婚。その後シーヴェイはチャールズ・メジャティと再婚したが2015年にコリンズと復縁した。そして今年7月になって再び破局。彼女は密かに新しい夫トーマス・ベイツ(31)と結婚してマイアミの豪邸に住んでいたという。コリンズは、マイアミの邸宅からの退去を求めて訴えた。その後シーヴェイは豪邸を出ることに合意して、現在豪邸は売りに出されているが、シーヴェイは豪邸の売却価格の半分の金銭要求をしており、裁判所がどう判断するのか、コリンズと元妻の泥沼の裁判劇の行方が注目される。