Plusalphatodayツイッター

マイケル・J・フォックスが「2度目の俳優引退」 自叙伝で明かす「今は書くことを楽しんでいる」

(2020年11月22日13:15)

映画「バック・トウ・ザ・フューチャー」シリーズで知られる米俳優マイケル・J・フォックス(59)が最近発売された自伝の中で、健康上の理由から2度目の俳優引退を考えていることを明かした。今は「書くことを楽しんでいる」という。

米誌「People」(電子版)によると、フォックスは17日(現地時間)に発売された4冊目の自伝「No Tiime Like the Futyre」で、演技に欠かせないセリフの暗記のスキルに苦しんでいることを明らかにして2度目の引退をきめたことを明かした。そして同誌の表紙を飾りインタビューで現在の健康状態や闘病などについて語った。また自身のインスタグラムに本を持つ写真を投稿して「あなたに読んでもらえることに興奮しています」などとコメントした。(上の写真)

マイケルは1991年にパーキンソン病と診断されたが病気を隠して仕事を続け、1998年にパーキンソン病と闘病中であることを公表した。2004年に復帰し主演ドラマ「マイケル・J・フォックス・ショー」(2013年~14年)などに出演していた。

「私はいつもセリフと暗記にとても熟練していました。そして、最後のいくつかの仕事では言葉が重く極端な状況でした。私はその両方に苦労しました」という。

今は早口言葉を叫んでスピーチを改善することを練習しているという。そして暗記力は時間の経過とともに難しくなっているが、フォックスは自分の才能を書くことに注いでいるという。

「私のギター演奏は良くありません。私のスケッチはもう良くありません、私のダンスは決して良くありませんでした、そして演技はするのが難しくなっています。ですから、書くことです。幸いなことに、私はそれを本当に楽しんでいます」という。

2018年、フォックスは脊椎の非癌性腫瘍が急速に成長し、体全体にひどい痛みを引き起こしたという。手術が成功した後、フォックス再び歩けるようになるために4か月のリハビリを行ったが、ひどい転倒を経験したという。「間違いなく私の最も暗い瞬間でした」と振り返った。しかしフォックスは、「感謝の気持ちを忘れずに今を受け入れるこことで楽観主義は持続可能です」という。「そして残りの人生でどれだけ成長しなければならないかを確認してください。そうすれば、先に進むことができます」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで演じた主人公マーティ・マクフライのように、逆境にあっても前向きだ。

フォックスは1988年、女優のトレイシー・ポラン(60)と結婚して息子のサム(31)、双子の娘のアクィナとスカイラー(25)、エスメ(19)がいる。「以前は誠実でなかったわけではありませんが、最も暗い時代を乗り越えたことで、今では感謝の気持ちが深まっています」という。そして俳優への復帰はまだ疑問符が付くものの「私には信じられないほど恵まれたものがあります。人生は豊かです。人生は素晴らしいです」と語った。