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米人気コメディアン、トランプ大統領の過激ジョークでシークレットサービスが身辺調査

(2020年12月3日13:40)

米人気コメディアン、トランプ大統領の過激ジョークでシークレットサービスが身辺調査
(ジョン・ムラニー=インスタグラムから)

米人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」(SNL)で暗にトランプ大統領をネタにしたきわどいジョークを言った米人気コメディアンのジョン・ムラニー(38)が、トランプ支持者の怒りを買っただけでなく、シークレットサービスの捜査の対象にされたという。ムラニーの”トランプ・ジョーク”の過激な中身とはー。

米サイト「TMZ」によると、ムラニーは「SNL」で、ローマの暴君ジュリアス・シーザーがどのように殺されたかについてのジョークを言ったが、これがトランプ大統領を刺激したという。ムラニーは、シーザーがカレンダーを修正するために閏年を開始したなどと話し、その後、「議員たちの群れが死ぬまで彼を刺した、ローマの将軍はそれほどの "強力な狂人 "だったんだ」とジョークを言ったという。そして「今、それを復活させたら面白いだろうな」と付け加えたという。

トランプ大統領の名前は出さなかったが、このジョークは、(敗北を認めない)大統領に暴力的な行為が行われるべきだとほのめかすものだと右翼の怒りを買うのに十分なものだったという。ムラニーは、大統領やその近辺の要人を警護することを任務とする秘密警察のシークレットサービスの捜査員が連絡してきて事情を聴かれたと明らかにした。

ムラニーによると、捜査員は彼に敬意を払い、すぐに彼のジョークは無害であり、彼は脅威ではないと判断したという。それにもかかわらず、シークレットサービスはムラニーに対する公式の調査記録を残しているという。 <br><br> 米人気バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」(SNL)は1975年にスタートした長寿番組で、毎回大物ゲストによるコントや、人気アーテイストのライブなどが人気を呼んでいる。時事ネタや政治問題のパロディも人気があり、最近では俳優のアレック・ボールドウインが定番のトランプ大統領に扮し、ジム・キャリーがバイデン次期大統領に扮してジョークで視聴者を笑わせた。<br><br> ジョン・ムラニ―(John Mulaney)は1982年8月26日生まれ。シカゴ出身。スタンダップ・コメディアンで、俳優、作家、プロデュ―サーなどマルチな活躍で知られ、米人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」(SNL)の脚本を担当し出演もしている。