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トム・クルーズ、コロナ対策を守らなかった撮影スタッフに激怒 トムの怒声がSNSで流出

(2020年12月16日12:30)

トム・クルーズ、コロナ対策を守らなかった撮影スタッフに激怒 トムの怒声がSNSで流出
(トム・クルーズ=インスタグラムから)

トム・クルーズ(58)が、「ミッション:インポッシブル7」の撮影現場でコロナ対策のルールを破ったスタッフに激怒して「消えろ!」と怒鳴る音声が流出した。 米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、トムは、イギリスで行われている撮影中、コロナ対策としてソーシアルディスタンスをとることを厳格にまもるために、舞台裏でたゆまぬ努力をしてきたという。そうしたなか、2人のスタッフが適切な距離を開けずに立っているのを発見して怒りを爆発させたという。スタッフのうち2人がお互いに1メートルも離れずにコンピューターの画面の前に立っていたという。

「君がまたやったら消えうせろ。スタッフの誰か、君がやったら、あなたがやったら、やめさせる。二度とやるな」とトムがスタッフに怒鳴るのが録音されていたという。ロンドン郊外にあるワーナー・ブラザースのリーブスデン・スタジオの撮影現場にいた50人のスタッフは、トムが怒を爆発させるのを見て凍り付いたという。

トムはさらに「彼らはわたしたちのおかげでハリウッドに戻って映画を製作する。われわれは何千人もの雇用を創出しているんだ、このクソ野郎ども。それだけだ。謝罪はしないよ」 「(コロナ禍で)われわれの産業が停止したために家を失っている人たちにも言ってくれ。この映画は中止しない。わかった?またやったらお前は消えろ」と訴えたという。

ヨーロッパの各地で撮影を行っているシリーズ最新作「ミッション・インポッシブル7」はコロナ感染拡大の影響で遅延が発生しているという。イタリアでの撮影現場では12人がコロナに感染したという。濃厚接触者と判断された最大150人のエキストラがヴェネツィアでの撮影現場に立ち入らないように指示されたという。

2週間前にイギリスに戻った撮影クルーは、これ以上の遅延がないように努力している。撮影現場ではマスクを着用し、ルール違反者には常に目を光らせている。トムはキャストや撮影スタッフを隔離するための古いクルーズ船を購入するために個人的に50万ポンド(約7000万円)を支払ったという。「トムは安全衛生部門と一緒に、映画の撮影を維持するために、スタッフらに安全対策を強制することを自分の責任としています」(関係者)という。「ミッション・インポッシブル7」は来年11月公開予定。

■「ミッション:インポッシブル」シリーズ

秘密諜報組織「IMF(Inpossible Mission Force、不可能作戦部隊)に所属するトム・クルーズ演じるイーサン・ハントが不可能な任務に命がけで挑戦するスパイ・アクション映画。トムが実際にヘリコプターを操縦したり危険なアクションに挑戦している。
1996年の「ミッション:インポッシブル」を皮切りに「M:I-2」(2000年)、「M:i:Ⅲ」(2006年)、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(2011年)、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」(2015年)、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(2018年)と過去6作製作された。シリーズの全世界の興行収入は約21億ドル(約2184億円)。