Plusalphatodayツイッター

元ボンドガール、タニア・ロバーツさんは生きていた パートナーが死んだと思い込み広報が死亡発表

(2020年1月5日20:20)

「007美しき獲物たち」(1985年)のボンドガール役やテレビドラマ「チャーリーズ・エンジェル」などで知られる米女優タニア・ロバーツさん(65)が3日(現地時間)、死去したと米サイト「TMZ」が報じたが、実際には死んでいなかったことが4日(同)分かった。米ロサンゼルスの病院に入院して重体だという。いったいなぜ「死亡報道」が流れたのか?

3日(現地時間)、タニアさん死亡と報じた米サイト「TMZ」は4日(同)、「タニア・ロバーツは生きていた…彼女の広報が死亡したと言っていたが」と報じた。

タニアさんのパートナー、ランス・オブライエンさんは3日(現地時間)、医師から「タニアさんの衰弱が早く死亡しそうだ」と電話を受けて、タニアさんが搬送されたロサンゼルスのシーダーズ・サイナイ病院に行ったという。彼女の部屋に着いたときタニアさんは目を開けて彼につかまろうとしたが、その後目を閉じたので、ランスさんは死亡したと思い込み打ちひしがれて部屋から出で病院を後にし医療スタッフと話すことはなかったという。

広報のマイク・ビンゲルさんは「ランスはタニアさんが目を閉じたのを見て、彼女が死んだと思ったそうだ」と明かした。

なぜランスさんはタニアさんが眠っているのではなく死んだと思ったのかははっきりしないが、ピンゲルは「病院にランスを迎えに行った時、彼は言ったんです。『彼女は私の腕の中で死んだ』と」。そこでビンゲルは死亡と発表したが、実際には生きていたという。
そして4日午前10時過ぎ(現地時間)、病院からビンゲルさんに電話があり「タニアさんはまだ生きている」と言われたという。

「TMZ」は3日(現地時間)、タニアさんがクリスマスイブに犬と散歩に出かけてカリフォルニア州ハリウッドヒルズの自宅に帰宅したときに倒れ、病院に搬送されて人工呼吸器を装着して治療を受けたが、回復せず死去したと報じていた。いずれにしても、タニアさんが一日も早く回復することが望まれる。

タはニアさんはモデルや女優として活躍し、ロジャー・ムーア主演の「007 美しき獲物たち」にボンドガールの一人、ステイシー・サットン役で出演した。また、「ミラクルマスター/7つの冒険」(1982年)、「シーナ」(1984年)などの冒険ファンタジー映画や、「ナイトアイズ 危険な肉体」(1990年)、「タニア・ロバーツの僕のワイフはレンタル中」(1992年)のようなB級映画にも出演した。

またABCの大ヒットドラマ「地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル」(1976年~1981年)でファラ・フォーセット(2009年、62歳で死去)、ケイト・ジャクソン(72)とともに初代エンジェルを演じた。モデルとして「プレイボーイ」誌に登場したこともあり、数多くのテレビコCMにも出演していた

私生活では1974年に脚本家のバリー・ロバーツと結婚したが2006年に死別した。2人には子供はいなかった。現在のパートナーは前出のランス・オブライエンさん。

【関連記事】
「007 美しき獲物たち」のボンドガール、タニア・ロバーツさん65歳で死去