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トランプ前大統領、2度目の弾劾裁判で無罪にハリウッドの反応

(2021年2月14日12:50)

ドナルド・トランプ前大統領13日(現地時間)、2度目の弾劾裁判で無罪となった。トランプ氏は先月6日(現地悲観)、連邦議会議事堂にトランプ支持者らが乱入した事件を扇動した罪に問われていた。この結果に女優のアリッサ・ミラノ(48)は「上院が仕事をしなかった」などとツイートするなどハリウッドのセレブらが声を上げた。

米サイト「TooFab」によると、投票の結果は、有罪57対無罪43だった。共和党の7人が有罪に投票したが有罪に必要な出席議員の3分の2に達せず無罪の評決が下った。しかし、有罪にするには上院議員の3分の2以上の賛成が必要で上院の半数を占める共和党か多数の”寝返り“議員が出ないと難しく事前の予想通り無罪となった。トランプ氏は2019年、ウクライナへの軍事援助と引き換えに、バイデン大統領の次男ハンター・バイデンのウクライナでの疑惑を調査するよう働きかけたとされる”ウクライナ疑惑“で弾劾裁判にかけられたが無罪になった。今回は2度目で史上初の2度弾劾裁判にかけられた大統領となった。

女優のアリッサ・ミラノは「7人の共和党員だけが暴君を有罪にする愛国心と誠実さを持っていた。アメリカの悲しい日だ。上院が仕事をせず、裏切り者ドナルド・トランプを有罪にしないので、裁判所がそうしなければならないだろう」とツイート。議会での無罪評決を批判し裁判所で有罪にすべきだと訴えた。

かつてのトランプ氏の友人のキャスター、ピアーズ・モーガン(55)は「速報: 根性なしの哀れな共和党上院議員は、彼が有罪であることを知っているにもかかわらず、弾劾裁判でドナルド・トランプを無罪にした」とツイートした。

トランプ氏から過去にセクハラを受けたと2019年に雑誌で告発した(トランプ氏は否定)ジャーナリストのE・ジーン・キャロルはトランプ大統領の写真をツイッターに投稿して「今がその時だ、トランプ!(本物の)法廷で会おう」とツイート。今後トランプ氏が議事堂乱入事件で刑事訴追され裁判にかけられることを期待した。

TVドラマ「スーパーナチュラル」などで知られる俳優のミーシャ・コリンズ(46)は「2016年、トランプ氏は 『五番街の真ん中に立って誰かを撃てば、有権者を失うことはないだろう 』と言った。今日、彼は彼が引き金を引くために誰か他の人を強制することができることを証明して逃げた。ブライアン・シックと私たちの国にはもっと相応しい報いがあった」と議事堂乱入事件で死亡した警官ブライアン・シニックさんの名前を挙げて無罪評欠を批判した。

民主党の上院議員チャック・シューマーは「前大統領は、権力の平和的移転を暴力的に阻止し、人々の意思を踏みにじり、その大統領の権力を違法に維持するために、暴徒を鼓舞し、指示し、推進した。これ以上の非アメリカ的なものはない。ドナルド・ジョン・トランプの汚点として悪名を残し、決して、決して洗い流すことはできない」とコメントした。
いずれにしても、トランプ氏の無罪評決は、共和党がいまだにトランプ氏を支持していることを示したもので、有罪なら2度と大統領に立候補できなくなるがこれで4年後の大統領選に出馬することも可能になりトランプ氏の今後の動向が注目されるとともに米国の分断が根深いことをうかがわせた。