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コメディアンで女優のマーガレット・チョー「街を歩くのが怖い」

(2021年3月28日23:20)

コメディアンで女優のマーガレット・チョー「街を歩くのが怖い」
(マーガレット・チョー=インスタグラムから)

米国でアジア系アメリカ人に対するヘイトクライムが頻発する中、韓国系アメリカ人のコメディアンで女優のマーガレット・チョウ(52)は「街を歩くのが怖い」と訴えた。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、チョーは26日(現地時間)に放送されたポッドキャスト 「Ebony and Irony 」で「外に出るのが怖いです。年配のアジア人女性の私にとって外は大変です」と訴えた。

サンフランシスコの韓国人家庭に生まれ、現在はロサンゼルスに住むチョーは、自分が「標的」になっていると感じていることを告白し、黒人とアジア系マイノリティグループに対して白人至上主義がもたらす影響について語った。

「黒人がアジア人に暴力をふるったとしても、それさえも白人至上主義のせいです」と彼女は言う。「私たちは、モデル・マイノリティ(人種的にマイノリティで差別されていても成功したり手本になる少数派のこと)の神話という理念でくくられていますが、モデル・マイノリティになるという声明は非常に有害なのです。なぜなら他のマイノリティがモデルにはならないようにしてしまうからです。私たちの唯一の価値が白人との結びつきであるかのようになってしまい、私たちを互いに対立させるからです」と指摘した。

チョーはアカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされたNetflixのアニメ映画「フェイフェイと月の冒険」でリンおばさんの声を担当した。また新しいポッドキャスト「The Margaret Cho: Mortal Minority」が4月1日にスタートするなどハリウッドでの地位を確立しているチョーだが、過去にはアジア系ということで差別されたこともあったという。短期間のテレビシリーズ「オール・アメリカン・ガール」(1994年)に主演し、ホームコメディに出演した初の東アジア人女性俳優となったチョーだが、TV局の幹部から厳しく批評されパイロット版の撮影時には腎不全を発症したという。「生き残れたことは本当にうれしいし、長い間仕事ができたことはすごいことです」というチョーは「90年代のショービズ界で傷を負わなかった若い女性を知りません」と語った。

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