-
ハリウッド特急便
ブリトニー・スピアーズ、裁判所が父親の後見人解除の請求を却下
(2021年7月2日21:50)
ブリトニー・スピアーズ(39)が父親のジェイミー・スピアーズ(68)を彼女の成人後見人から解除するよう請求していた裁判でロサンゼルスの高等裁判所は6月30日(現地時間)、スピアーズの請求を棄却したことが分かった。スピアーズのチームによる、彼女の父親を後見人から外すための試みは失敗に終わった。
米「E! News」によると、ロサンゼルス高等裁判所の判事は、スピアーズの代理人弁護士サミュエル・D・インガム3世が父親のジェイミー・スピアーズを彼女の共同後見人から外すよう求めた請求を却下した。
ジェイミーは2008年にブリトニーの財産などを管理する共同後見人に就任しており、昨年には資産管理会社のベッセマー・トラスト・カンパニーが共同後見人に加わっていた。
ブリトニーは公聴会で、結婚してもう一人子供を産みたいが後見人によって禁じられており、自分の意志に反して避妊をしなければならないと証言。「私は本物を手に入れたいの。私は結婚することができて子供を産むこと望んでいます。今は後見人の管理下にあり結婚も出産もできないと言われました」と、スピアーズはロサンゼルス高等裁判所の判事に "虐待的 "な彼女の後見人制度について訴えた。父親を強く批判し、「自分の娘を傷つけコントロールするのが好きだった」などと主張した。
父親ジェイミーの弁護士は声明を発表し、「ジェイミー・スピアーズ氏は、娘が苦しんでいる姿を目の当たりにして残念に思っています。スピアーズ氏は娘を愛しており、とても恋しいと思っています」などと主張していた。
2007年にケヴィン・フェダーラインと離婚したころからブリトニーの奇行が目立つなど精神的に不安定な状況になり、リハビリ施設に入所するなどしたため、2008年から父親のジェイミー・スピアーズがブリトニーの後見人になっている。スピアーズは父親を後見人から外すよう要求し、外れるまで芸能活動はしないとしてコンサートなどを行っていない。そうしたなか、ブリトニーが父親とそのチームによって不当にコントロールされているとしてファンの間で「#FreeBritney」(ブリトニー解放)運動が起きてジェイミーの後見人解任を主張していた。ニューヨーク・タイムズ制作のスピアーズのドキュメント「Framing Britney Spears」が2月に公開されてから「#FreeBritney」運動が再燃し、歌手のサム・スミスや女優のサラ・ジェシカ・パーカー、ベッド・ミドラー、マイリ―・サイラスら多くのセレブが「#FreeBritney」を支持するツイートをした。