「アベンジャーズ/エンドゲーム」 ヒーローが総出演で最強の敵サイノスと壮絶な死闘を繰り広げるシリーズ完結編

(2019年4月28日)

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  • 「アベンジャーズ/エンドゲーム」(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウなどマーベル・コミックのヒーローがオールスター出演する「アベンジャーズ」シリーズの4作目で完結編となるSFアクション大作。

前作の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年4月公開)で、宇宙最強で最悪の敵サノスに敗北してアベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命が半分にまで消し去られてしまったが、生き残ったキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ソー(クリス・ヘムズワース)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、ハルク(マーク・ラファロ)、ホークアイ(ジェレミー・レナ―)、さらには宇宙をさまよいながら新たなスーツの開発を続けていたアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)たちは、再び結集してサノスに壮絶なリベンジ戦を挑む。作戦の突破口となるのはタイムマシンで、時空を超えてサノスに迫る。

マーベル・スタジオ史上初の3時間の超大作となったが、シリーズのフィナーレを飾るにふさわしい時間を感じさせない中身の濃いエンターテインメントになっている。新たにキャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)も参戦するほか、真田広之が日本を舞台にジェレミー・レナ―と刀で闘うシーンも登場する。

とにかくこれでもかとおなじみのスーパーヒーローたちが登場してサイノスと戦うクライマックスは圧巻にして空前絶後。今作は「アイアンマン」(2007年)から始まった一連の「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)シリーズの総決算となる作品だという。米国とカナダの25日の先行上映で史上最高の6000万ドル(約67億円)の興行収入を記録。また週末(26~28日)の週末興行も史上最高の3億5000万ドル(約385億円)を記録するなど、記録破りのメガヒットになっている。最終興収の全米歴代1位「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の9億3666ドル(約1030億円)の記録を破る可能性も十分ある。全世界興収では20億ドル(約2200億円)以上の興行収入が見込まれているという。GW映画の大本命といえそうだ。(2019年4月26日公開)