「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」究極のカーアクション満載のシリーズ最新作

(2019年8月8日)

「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」究極のカーアクション満載のシリーズ最新作
 「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」(TOHOシネマズ渋谷)

2001年の1作目「ワイルド・スピード」から数えて今作で9作目で、シリーズの累計興行収入が5000億円を超えたというメガヒットのカー・アクション映画。毎回ド胆を抜く派手なカーアクションで人気があるが、今作もロンドンの市街でのカーチェイスと銃撃戦、サモアでの肉弾戦など、パワーアップしたアクションシーンで見せる。

■ストーリー

元FBI特別捜査官ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)と元MI6エージェントのデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)の2人に、行方をくらましているMI6の女性エージェント、ハッテイ(バネッサ・カービー)を保護してほしいという政府からの協力要請が入る。ハッテイは全人類の半分を滅ぼす新型ウイルス兵器をテロ組織から奪還して自らの体内に注射して取り込んだが、テロ組織の肉体改造をされた超人的なバケモノ戦士ブリクストン(イドリス・エルバ)に襲撃されて、ウイルスを体内に入れたまま消息を絶った。彼女はショウの妹だった。
ホブスとショウは「こんな奴と誰が組むか!」と敵対心をむき出しにしていたが、ウィルス回収のため、妹の救出のため、テロ組織とブリクストンに立ち向かう。

この投稿をInstagramで見る

Team ice cold can of whoop ass. HOBBS & SHAW august 2nd worldwide 🌎🔥

therockさん(@therock)がシェアした投稿 -

■みどころ

プロレスラー「ザ・ロック」として知られ、俳優として同シリーズなどで活躍する強靭な肉体を誇るジョンソンと、「トランスポーター」シリーズなどで激しいアクションで見せるステイサムという強烈な個性をもつ2大スターがタッグを組んで大暴れするのは圧巻だ。また、バネッサ・カービーがショウの妹役で華を添え、イドリス・エルバがターミネーターを怪演している。トレーラーにも使われている敵のヘリにワイヤーをつないで車のコンボで引っ張りまわすシーンなど超ド級のアクションが満載で理屈抜きに楽しめるアクション大作になっている。

ジョンソンは米カリフォルニア州ヘイワード出身だが、母方の祖父はハワイマットの大御所のサモア人レスラー“ハイ・チーフ“ピーター・メイビアで、今作では終盤でサモアが舞台になって敵軍を迎え撃つ戦闘シーンも見どころになっている。
(8月2日公開)