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「キャッツ」 テイラー・スウィフトが猫になって歌い踊り圧倒的存在感

(2020年1月25日)

「キャッツ」 テイラー・スウィフトが圧倒的存在感
「キャッツ」(TOHOシネマズ渋谷)

大ヒットミュージカルの「キャッツ」を「レ・ミゼラブル」「英国王のスピーチ」などで知られるトム・フーパー監督が実写映画化した話題作。主人公の白猫ヴィクトリアに英国ロイヤルバレエ団のプリンシパル、フランチェスカ・ヘイワードのほかテイラー・スウィフト、ジュディ・デンチ、ィアン・マッケラン、ジェニファー・ハドソンらが猫に扮して華麗なミュージカルを繰り広げる。

■ストーリー

ロンドンの片隅のゴミ捨て場に若くて臆病な白猫ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)が捨てられる。そこには個性豊かな”ジェネリックキャッツ”と呼ばれる猫たちが暮らしていて、新しい人生を生きることが許される1匹の猫が選ばれる特別な夜を迎えて、舞踏会の幕が開く。人間に従属することを嫌いプライドを持ちながら生きている猫たちが歌と踊りを競い、長老猫オールド・デユトロノミ―(ジュディ・デンチ)が見守る。ヴィクトリアは彼らと出会い、自分らしい生き方を見つけていく。

■見どころ

米国の批評は厳しく興行成績も振るわなかったと報じられているが、人気俳優が猫のコスチュームをまとって”猫人間“として登場するのはなんともユニークだ。宇宙人やサメやライオンまで実写化するハリウッドだけに俳優が猫になってもおかしくはないし、猫耳や体の毛や尻尾などそれほど違和感は感じなかった。むしろ猫たちのダンスシーンは素晴らしく特に主人公のヴィクトリアに扮したフランチェスカ・ヘイワードは本場のトップバレリーナだけにダンスは秀逸だ。そして魔性を帯びた妖艶な猫ボンバルリーナに扮して「ビューティフル・ゴースト」を歌って踊るテイラー・スウィフトが圧倒的な存在感を見せている。また孤独な猫グリザベラに扮したジェニファー・ハドソンがおなじみの大ヒット曲「メモリー」を圧倒的な歌唱力で歌い上げるシーンも見どころだ。豪華なセットを舞台に独特の”キャッツ・ワールド“のファンタジーが繰り広げられる。
(2020年1月24日公開)