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「思い、思われ、ふり、ふられ」 浜辺美波、北村匠海らが青春ラブストーリーを熱演

(2020年8月17日11:20)

「思い、思われ、ふり、ふられ」 浜辺美波、北村匠海らが青春ラブストーリーを熱演
「思い、思われ、ふり、ふられ」(TOHO六本木ヒルズ)

「ストロボ・エッジ」、「アオハライド」に続く咲坂伊緒の人気少女コミック青春3部作の最終章「思い、思われ、ふり、ふられ」を「君の膵臓をたべたい」(2017年)の浜辺美波と北村匠海のコンビで実写映画化した話題作。監督は「アオハライド」(2014年)、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(2016年)、「先生!、、、好きになってもいいですか」(2017年)などを手掛け「恋愛映画の名匠」といわれる三木孝浩。浜辺と北村に加えて第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞し、次世代のシンデレラとして注目されている福本莉子、仮面ライダー出身の赤楚衛二がからんで恋愛ドラマを盛り上げている。

■ストーリー

高校1年生の山本朱里(浜辺美波)は、母親(戸田菜緒)が再婚したことで再婚相手の連れ子で同じクラスの山本理央(北村匠海)と姉弟になる。理央は朱里に思いを寄せある日告白するが、朱里は家庭を壊したくないと思い、聞かなかったことにすると告げる。一方、朱里と同じクラスで引っ込み思案な市原由奈(福本莉子)は、密かに思いを寄せていた”王子様“が、同じマンションに引っ越してきた朱里の弟だと知って驚く。ある日ついに理央に告白してふられるが、恋後心を抱いたまま前向きに成長していく。そうしたなか、同じクラスの由奈の幼馴染の乾和臣(赤楚衛二)が朱里にひそかに思いを寄せていた。4人の思惑や恋心が複雑に絡み合って波乱のドラマが繰り広げられる。

■みどころ

高校1年生の4人の男女が繰り広げるラブストーリーが、なんとも甘く切なく、そして余韻の残るさわやかな展開など、青春恋愛映画の王道を行くような作品になっている。浜辺美波が由奈や弟になった理央などに気を気遣い迷いながらも前向きに生きるヒロイン朱里を、かつての日活青春映画の吉永小百合のような正統派青春スターの存在感を見せて熱演している。そしてもう一人のヒロイン・市原由奈役の福本莉子が、いつも自信なさそうに下を向いて話し、初恋の相手の王子様(理央)になかなか告白できない引っ込み思案の女子高生から、少しずつ自分を解放して生き生きとふるまうようになっていく少女を好演しているのが印象的だった。(2020年8月14日公開)