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「糸」 菅田将暉と小松菜奈が運命の恋を情感たっぷりに熱演

(2020年8月28日8:00)

「糸」菅田将暉と小松菜奈が運命の恋を熱演
「糸」(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)

中島みゆきのヒット曲「糸」をモチーフに菅田将暉と小松菜奈のW主演で運命の愛と絆をドラマティックに描いたラブロマンス。他に榮倉奈々、斎藤工などのキャストで、演出は「8年越しの花嫁」「64-ロクヨンー」などで知られる瀬々敬久監督。当初は4月24日公開の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になり8月21日に公開となった。

■ストーリー

平成元年生まれの高橋漣(南出凌嘉)と園田葵(上原星空)は、13歳の時に北海道・美瑛の花火大会で出会い初恋をするが、養父の虐待に耐えかねた葵は家出をして町から姿を消してしまう。漣は必死の思いで葵を探し出して駆け落ちしようとするが、警察に保護されて2人は引き離されてしまう。8年後、地元のチーズ工場で働いていた漣(菅田将暉)は友人の結婚式に招かれ上京すると、大人になった葵(小松菜奈)も出席していて再会を果たすが、葵は迎えに来た恋人のファンドマネージャーの社長水島大介(斎藤工)の車に乗って去って行く。漣は同じ職場の桐島香(榮倉奈々)と結婚する。そうしたなか、葵は水島と別れてシンガポールに渡り友人の高木玲子(山本美月)に誘われネイルサロンで働き始め、やがて2人でネイリストの派遣会社を設立して成功するが、玲子が多額の借金をして会社は立ち行かなくなり、会社をたたんで帰国する。一方、香はがんに侵され出産後まもなく帰らぬ人に。そして連と葵は運命の再会を果たすが…というストーリー。

■みどころ

平成元年に生まれた蓮(菅田)と葵(小松)が幼少のときに初恋をするが引き裂かれ、別々の人生を歩んでいたが再び運命の再会を果たす。北海道、東京、沖縄、シンガポールを舞台に壮大で運命的な愛の物語を菅田と小松が情感たっぷりに演じている。2人の共演は「ディストラクション・ベイビーズ」(2016年)、「溺れるナイフ」(同年)に続いて3作目になり、最強のコンビになっている。原案・企画プロデュースを担当した平野隆が「観客の皆様が幸せな気持ちで劇場を後にできる、そんな映画にしたいと企画しました」と語ったというが、その通りの作品になっている。(2020年8月21日公開)