急死したエンゼルスのスカッグス投手の検死が行われる 現地監察医「死因の特定は90日後」

(2019年7月3日)

大谷翔平投手(24)が所属するエンゼルスのタイラー・スカッグス投手(27)が1日(現地時間)、遠征先のホテルで急死してメジャーリーグ界に衝撃が走った。死因などの詳細は発表されていないが、2日現地で検死(解剖)が行われたという。

米芸能サイト「レーダーオンライン」によると、スカッグス投手は1日午後2時過ぎにテキサス州サウスレイクのホテルの部屋で倒れているのが発見され死亡が確認されたという。「ヒルトンホテルの部屋で意識不明の男性がいるという通報がありサウスレイク警察が対応した。警官が駆け付け意識不明の男性を発見し、死亡しているのを確認した」と警察関係者は語ったという。

警察は「事件性はなく自殺でもない」としているが今後も捜査を続けるという。2日、死因などを調べるため現地の監察医院で検死(解剖)が行われたが、スカッグス投手の突然の死の原因などの詳細はまだ調査中だという。監察医院の関係者は「死因の特定は毒物学の検査結果が出るまで保留される」と語ったという。毒物や薬物などの検査結果が出るまでには「90日かかる」という。

スカッグス投手は先発左腕として活躍しこれまで7勝7敗。6月29日のアスレチックス戦に先発して好投したが敗戦投手となった。本拠地のアナハイムから大谷らとカーボーイの扮装でチャーター機に乗り込み元気な姿を見せていた。

スカッグス投手と親しかった大谷は2日(現地時間)、球団を通じて「昨年エンゼルスに入団以来のチームメイトで、親しかったスカッグス投手が突然亡くなられた悲しみの中、発する言葉もありません。今はただただ同投手のご冥福を心からお祈りしております」とコメントを発表した。

エンゼルスは悲しみに包まれ1日のレンジャーズ戦は中止されたがたが2日の同カードは行われた。球団のホームページや公式ツイッターでスカッグス投手を追悼し、ベンチには背番号45のユニフォームが掲げられた。