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周庭氏報告 香港でソーシアルディスタンスを保ち天安門事件追悼集会

(2020年6月5日)

天安門事件から31年を迎えた4日夜、香港ではコロナ感染対策を理由に集会は禁止されていたにもかかわらず、多数の市民が香港の中心部の公演に集まり追悼集会が行われた。香港の民主化運動の香港衆志(デモシスト)メンバー、周庭(アグネス・チョウ)氏(23)はツイッターで、「ソーシャル・ディスタンスを保って参加した」などとツイッターで報告した。

周氏は「昨日の64(天安門事件追悼)集会は、過去31年間で初めて政府に禁止され、政府の弾圧によって「違法」集会となりました。香港の自由がどんどん失われていっている証です。ですが、禁止されたにも関わらず、多くの市民が集会に参加し、私も参加しました。感動しました。」と報告した。

そして「ソーシャル・ディスタンスを保ちながら天安門事件追悼集会に参加する香港市民」の写真を投稿した。「64天安門事件」は1989年6月4日、北京の天安門広場で中国の民主化を求めた学生らの抗議デモが人民解放軍の武力行使で弾圧されて多数の死傷者が出た事件。

周氏と香港衆志事務局長・黃之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(上の写真㊧)と元立法会議員區諾軒(オウダクケン)氏(同㊨)は「私たちは…安倍首相と日本政府に中国の習近平国家主席を日本に招く必要が本当にあるのか再考してほしい」と3日のオンライン記者会見で訴えた。習主席は当初4月に国賓として来日する予定だったがコロナ感染拡大で延期され、現在認定は決まっていない。いずれにしても、中国が直接香港の反政府活動などを取り締まることが可能になる国家安全法が先日の中国の全人代(全国人民代表大会)で可決されたたことで、香港の高度の自治を保証する「一国二制度」は形骸化され、中国化が一層進むことで香港は大きく揺れている。