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ツイッター社がトランプ大統領のアカウントを12時間封鎖 「市民活動の阻害に関するポリシー」違反 フェイスブックも

(2021年1月7日13:30)

ツイッター社は、「市民活動の阻害に関するポリシー」に違反しているとしてトランプ大統領のアカウントを12時間閉鎖した。ツイッターの措置を受けてフェイスブックも24時間大統領のアカウントをブロックする措置をとった。6日(現地時間)、トランプ支持者が連邦議会議事堂に乱入し支持者の女性1人が銃撃され死亡した事件を受けての措置とみられる。”トランプの反乱“で前代未聞の事態に発展している。

米サイト「TMZ」によると、ツイッター社はトランプ大統領支持者らの連邦議会議事堂乱入事件を受けて、大統領のアカウントを一時停止する措置をとった。「選挙やその他の市民活動の操作や妨害を目的としてTwitterのサービスを利用することを禁じます」などとする「市民活動の阻害に関するポリシー」に違反したとしている。

トランプ大統領は一連のツイートでしばしば「誤った事実」を投稿したとして削除されことがあったが、今回はアカウント自体をブロックされた。6日に動画を投稿し、「これら(大統領選)は、長い間悪意を持って不当に扱われてきた偉大な愛国者から神聖な地滑り的勝利が奪われたということだ。愛と平和を持って家に帰ろう。永遠にこの日を忘れるな!」とツイートした。

ツイッター社は、トランプ氏のこの投稿の直後に、他のいくつかのツイートとともにこのツイートを削除した。ソーシャルメディアの巨人はその後、トランプ氏のアカウントは、同社の「市民活動の阻害に関するポリシー」に繰り返し深刻に違反したために少なくとも12時間の停止処分を受けたと発表した。 トランプ大統領は削除されたツイートを恒久的に削除しなければならないとしている。削除しない場合、彼のアカウントはロックされたままになるという。またトランプ大統領が再びルールに違反した場合、アカウントの永久停止につながるとしている。

米トランプ大統領の支持者らが6日(現地時間)、ワシントンの連邦議会議事堂を囲み、一部が警官の制止を突破して内部に乱入した事件でトランプ支持者の女性が撃たれて死亡、議事堂の外でも3人が死亡する前代未聞の事態が起きた。この日、大統領選挙の結果を確定させる上下両院の合同会議が行われていたが、「不正があった」としてバイデン大統領候補の勝利を認めていないトランプ大統領はホワイトハウスの広場で「我々は決して負けを認めない」などと演説して、「議会議事堂に歩いていく」などと支持者に訴えて混乱につながったとみられている。支持者らは一時議事堂を占拠したがその後排除され、合同会議は再開されバイデン前副大統領が第46代アメリカ合衆国大統領として正式に承認される。