萩原健一さんがNHK大河ドラマ「いだてん」に出演

(2019年3月29日)

ショーケンの愛称で親しまれた歌手で俳優の萩原健一さんが26日、消化管間質腫瘍のため都内の病院で死去したことが分かった。68歳だった。グループサウンズ「ザ・テンプターズ」のボーカルとして「エメラルドの伝説」などのヒット曲でアイドル的な人気を集め、「太陽にほえろ!」のマカロニ刑事役や「前略おふくろ様」などのドラマ、「青春の蹉跌」などの映画で活躍した萩原さんの突然の訃報に惜しむ声や追悼のコメントが寄せられている。

NHKは29日、萩原さんが同局の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(日曜午後8時)に高橋是清役で出演することを発表した。「いだてん」のツイッターでは「萩原健一さんは、大河ドラマ「いだてん」で、政治記者である田畑が取材する大蔵大臣・高橋是清 役でご登場いただきます。主な出演シーンはすでに収録を終えられていました。ご出演に感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします」としている。


「いだてん」は第24回で中村勘九郎が演じる金栗四三が主人公の前半パートが終了して、25回から阿部サダヲが演じる政治記者の田畑政治を主人公にした後半がスタートするという。萩原さんが演じる高橋是清は日本銀行総裁から政界に進出して首相、大蔵大臣を歴任し、1936年の「2・26事件」で陸軍青年将校に暗殺された。

萩原さん追悼のコメントがミュージシャンや俳優らから数多く寄せられるなか、萩原さんと「前略おふくろ様」(日本テレビ)などで共演した女優の桃井かおり(66)は自身のインスタグラムに「青春をショーケンと一緒に過ごしました」などとコメントした。コメントの最後の「海」は「前略おふくろ様」の役名だった。