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TOKIOの山口達也元メンバーを釈放 地裁が地検の勾留請求却下

(2020年9月25日1:20)

TOKIOの山口達也元メンバーを釈放 東京地検の勾留請求却下
(警視庁を出る山口達也=テレビ朝日系「報道ステーション」から)

酒気帯び運転の現行犯で警視庁に逮捕されたTOKIOの山口達也元メンバー(48)が24日午後10時前、釈放された。東京地検は同日勾留請求をしたが東京地裁が勾留を認めない決定をした。東京地検はこの決定を不服として準抗告したが地裁が却下したため山口は釈放となり警視庁から出た。山口は逮捕された当初は容疑を認めていたが、検察の取り調べに否認に転じたという。

丸坊主に黒のマスクをして荷物を背負った山口は24日午後10時前に警視庁を出た。その後、警視庁は山口の立会いのもと都内の自宅マンションを捜索した。事件前の飲酒状況の証拠品の押収を進める方針だという。

山口は22日午前9時半ごろ東京・練馬区で大型バイク、ハーレーダビッドソンを運転中に信号待ちをしていた車に追突する事故を起こした。駆け付けた警官が山口の呼気を検査したところ、基準値を大幅に超えるアルコール0.75mg(呼気1ℓ中)が検出されたため酒気帯び運転で警視庁練馬署に現行犯逮捕された。山口はバイクで親戚宅にプレゼントを届けるために向かう途中だったという。ぶつけた相手の車を運転していたのは警察官で山口が酒を飲んでいる様子に気づいたという。通報して駆けつけた警官に現行犯逮捕された。

■飲酒運転は人身事故でなければ略式起訴・罰金が通常だが

山口は警視庁の調べに「自宅で麦焼酎をロックで5,6杯飲んだ。飲んだ後の記憶はない」などと供述していたという。バイクに乗った山口が左右にふらつきながら走行するドライブレコーダーの映像がテレビのニュース番組で放送されて波紋を広げた。

今後の捜査について事情通は「人身事故の場合は別だが、双方にけがはないことから酒気帯び運転での逮捕は異例。また検察の取り調べに否認したことで勾留請求をされた可能性がある。いずれにしても今後も警視庁は取り調べを続けて書類送検となり、酒気帯び運転の刑事罰は3年以下の懲役または50万円以下の罰金になる。山口の場合は略式起訴・罰金となるのではないか。この刑事処分とは別に行政処分として免許停止や取り消しになる。山口は呼気1ℓ中のアルコール量0.75mgが検出されたという。酒気帯び運転の行政処分は0.15mg以上0.25mg未満が免許停止90日。0.25mg以上は免許取り消し(欠格期間2年)などで、山口は後者となり2年間は免許を取ることができない。さらに、検察の取り調べに否認したことで略式起訴ではなく裁判になる通常の起訴になる可能性があるのかも注目される」(事情通)という。

■TOKIOに復帰は当分消滅か

山口が所属していいたTOKIOは長瀬智也(41)が来年3月にジャニーズ事務所を退所して個人で活動することになり、リーダーの城島茂(49)と松岡昌宏(43)、国分太一(46)の3人がジャニーズ関連会社の「株式会社TOKIO」を設立して活動することが決まっている。そこに山口を復帰させるという計画もあったといわれるが今回の不祥事でそれも当分の間は不可能となってしまったとみられる。

山口は2018年4月に酒を飲んで女子高生を自宅に呼び無理やりキスをするなどした強制わいせつ容疑で警視庁に書類送検(不起訴)され、ジャニーズ事務所から契約を解除されTOKIOから脱退した。その時にアルコール依存症疑惑が取り沙汰されていたことから、またしても起こした酒がらみの不祥事に、アルコール依存症疑惑が再び取りざたされている。「まずは酒の問題を根本的に解決することが先決。ハリウッドスターはアルコール依存症やドラッグ依存症を断ち切るために長期間リハビリ施設に入所して治療するが、山口容疑者もそれくらい真剣に取り組まないと、また酒を大量に飲んで記憶のないままに同じような不祥事を起こすことになりかねない」(芸能プロ関係者)。