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ビートたけし、松本人志、加藤登紀子、湯川れい子さん、安全保障関連法に反対する学者の会…坂本龍一さん追悼コメント相次ぐ
(2023年4月3日14:00)

音楽家の坂本龍一さん(享年71)の訃報を受けて、映画「戦場のメリークリスマス」で共演したビートたけし(76)が3日、自身の公式サイトで追悼するコメントを発表した。さらには加藤登紀子(79)、松本人志(59)、音楽評論家の湯川れい子さん(87)、安全保障関連法に反対する学者の会など、多彩な活動で知られる坂本さんに各界から追悼コメントが相次いでいる。
■たけし「戦メリは俺だけになってしまいました」

たけしは「ただただショックで残念で仕方がなく言葉もありません」と悲痛な胸中を明かし、「『戦場のメリークリスマス』の大島渚監督が亡くなってデビッド・ボウイが亡くなって、坂本龍一さんが亡くなって仲間がみんないなくなってしまい、『戦場のメリークリスマス』は俺だけになってしまいました」とつづった。
大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」(1983年)は、南アフリカの作家ローレンス・ヴァン・デル・ポストのインドネシアジャワ島での日本軍俘虜収容所体験を題材にした小説を原作に、坂本さん、たけし、デヴィッド・ボウイが共演して話題を呼んだ。坂本さんは映画音楽も担当し、美しいピアノの旋律が印象的で英国アカデミー賞の作曲賞を受賞した。
■加藤登紀子「素晴らしい音楽家であり、思想家であり、行動者」
加藤登紀子は坂本さんとのツーショットを自身のツイッターに投稿し「本当に素晴らしい音楽家であり、思想家であり、行動者だった坂本龍一さん。彼の亡き後も、彼の思いを受け継ぎ、音楽家として思考し、行動するひとりでありたいと願っています。
心から哀悼を捧げ、共に生み出した音楽を大切に歌っていきます」とつづった。
本当に素晴らしい音楽家であり、思想家であり、行動者だった坂本龍一さん。彼の亡き後も、彼の思いを受け継ぎ、音楽家として思考し、行動するひとりでありたいと願っています。
— 加藤登紀子 (@TokikoKato) April 2, 2023
心から哀悼を捧げ、共に生み出した音楽を大切に歌っていきます。 pic.twitter.com/CHF7Xg297R
■松本人志「たくさんの楽しい思い出ありがとうございました」
松本人志は3日、自身のツイッターで「たくさんの楽しい思い出ありがとうございました」と追悼した。
坂本龍一さん。
— 松本人志 (@matsu_bouzu) April 3, 2023
たくさんの楽しい思い出ありがとうございました。
■安全保障関連法に反対する学者の会
安全保障関連法に反対する学者の会は公式ツイッターで、坂本さんを追悼し、2015年夏に、坂本さんが学者の会とSEALsに寄せたメッセージを紹介して「多くの日本人のなかに、兵器への忌避感、戦争への拒否感、つまりは憲法9条の精神が、今でも深く刻み込まれていることが分かりました。これらのことが私にとっては唯一の希望です」とコメントし「ご冥福をお祈りいたします」と追悼した。
坂本さんはメッセージで「安保法制は、正面から改正することなく、解釈によって憲法をなし崩しにしようという、クーデターに近いものだと思っています」などと痛烈に批判していた。
2015年夏、坂本龍一さんが学者の会とSEALDsに寄せてくださったメッセージです。
— 安全保障関連法に反対する学者の会 (@anpogakusya) April 2, 2023
「多くの日本人のなかに、兵器への忌避感、戦争への拒否感、つまりは憲法9条の精神が、今でも深く刻み込まれていることが分かりました。これらのことが私にとっては唯一の希望です。」
ご冥福をお祈りいたします。 pic.twitter.com/bswKrqUoWv
■湯川れい子「この問題を坂本龍一さんの遺志として、一緒に考えて欲しいと心から願います」
この問題を坂本龍一さんの遺志として、一緒に考えて欲しいと心から願います。
— 湯川れい子 (@yukawareiko) April 2, 2023
明治神宮外苑の再開発、小池都知事は坂本龍一の手紙をスルー なぜ東京のことを考えた手紙に真摯に向き合わないのか(NEWSポストセブン)#Yahooニュースhttps://t.co/86lBX0QcIc
音楽評論家の湯川れい子さんは、坂本さんが明治神宮外苑の再開発に反対していたことに言及し「この問題を坂本龍一さんの遺志として、一緒に考えて欲しいと心から願います」とツイートした。