広末涼子容疑者、危険運転致傷容疑で家宅捜索 10日間勾留延長

(2025年4月11日11:30)

広末涼子容疑者、傷害容疑で勾留延長 危険運転致傷容疑で家宅捜索
広末涼子容疑者(Instagram/@ryoko_hirosue_official)

交通事故を起こして搬送された静岡県島田市の病院で看護師を蹴るなどして負傷させたとして、静岡県警掛川署に傷害容疑で現行犯逮捕された広末涼子容疑者(44)について検察は10日、10日間の勾留延長を申請して裁判所が認めた。同日、県警は新たに危険運転致傷容疑で東京・世田谷区の広末容疑者宅の家宅捜査を行うなど新たな波紋が広がった。

広末容疑者は車を運転して7日午後6時50分ごろ、新東名高速道路上り線掛川PA先のトンネル内で大型トレーラーに追突。同容疑者と同乗していた仕事関係者とみられる男性はけがをして同県島田市の病院に搬送された。
その後8日午前0時20分ごろ、同病院内で看護師の女性(37)を足で蹴ったり腕を引っかいたりするなどの暴行を加え、けがを負わせた疑い。
広末容疑者は事故現場で立ったりしゃがみこんだり、走行車線に出ようとしたりしたという。また事故前には浜松のサービスエリアで見知らぬ人に「広末でーす」と声をかけ絡んだり、病院でも廊下を歩き回ったり大声を上げるなどしたという。さらに警察の取り調べでも様子がおかしかったことから、薬物による影響の可能性があるとして任意の検査を受けたが違法薬物は検出されなかったという。家宅捜索でも違法薬物は出なかったという。

いずれにしても、危険運転致傷という新たな容疑が加わり、勾留が19日までの10日間延長されたことで異例の展開になっている。10日夕方には勾留先の浜松西署前に数多くの報道陣が待ち構える中、広末を乗せたとみられる車が署を出たが、カーテンなどで隠されたようで広末の姿は見えなかったとようだ。

広末容疑者は、奈良県で映画「おんおくり」の撮影をしていたと報じられている。撮影現場から映画の関係者の男性と車で東京に戻る途中に事故を起こしたという。

今後の展開について「車の前部が大破しており、かなりスピードを出して大型トレーラーに追突したことが考えられる。しかも事故前から不審な行動があった中での運転で、同乗者の男性も負傷していることから、危険な運転で同乗者にけがをさせた危険運転致傷容疑になったとみられる。家宅捜索などで違法薬物は検出されなかったが、今後は服用していた処方薬の影響などはなかったかなどを調べることになるのでは。看護師への傷害容疑よりも危険運転致傷容疑の方が重く、今後の捜査のメインになるのでは」と法曹関係者は予測する。危険運転致傷罪は有罪になった場合、15年以下の懲役になり、今後の捜査が注目される。