ケヴィン・スペイシー18歳男性に性的暴行で訴追へ

(2018年12月25日)

  • ケヴィン・スペイシー
  • 大ピンチのスペイシー
    (Instagram/@kevinspacey)

オスカー俳優のケヴィン・スペイシー(59)が18歳の男性に対する性的暴行で訴追されたことが明らかになった。 米芸能サイト「レーダーオンライン」によると、マサチューセッツ州の地区検察当局は24日、スペイシーが2016年にマサチューセッツ州ナンタケットのバーで、当時18歳の男性に酒を飲ませ下腹部を触るなどの性的暴行を働いたとして強制わいせつと暴行罪で訴追したと発表した。1月7日にナンタケットの裁判所で罪状認否が行われるという。

この事件では、男性の母親でボストンTVのアンカーのヘザー・ウンルー氏は昨年11月に息子がスペイシーの性的暴行の被害にあったと公表して警察に被害を届けていた。
裁判所の記録によると、スペイシーは2016年7月7日、ナンタケットのバーで当時バーで働いていた男性に声をかけ、「一緒に飲もう」「仕事を世話する」などといってビールやウィスキーを飲ませて、男性のズボンに手を入れて下腹部を触るなどしたという。男性が自分はゲイではないといったが、約3分間のうちに数回触ったという。そのとき、男性は恋人と動画を送信するアプリのスナップチャットを送ったので、その様子は恋人も見ていたという。恋人も警察の事情聴取を受けて、男性の声が震えていたことなどを証言したという。 その後、スペイシーから家に来ないかと誘われたが、レイプされると思い午前1時ごろ家に帰ったという。

スペイシーは「ユージュアル・サスぺクツ」(1995年)でアカデミー賞助演男優賞を受賞。「アメリカン・ビューティー」(1999年)で同主演男優賞を受賞するなど演技派俳優として知られるが、昨年10月、1986年に当時14歳の俳優アンソニー・ラップに性的暴行を加えようとしたと告発され、謝罪してゲイであることをカミングアウトしたが、さらに十数人の同様の性的暴行疑惑を報じられ、撮影中の「ゲティ家の身代金」を降ろされるなど仕事が激減している。