クリス・ブラウンのレイプ疑惑で女性が事件後初告白

(2019年1月26日)

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    (Instagram/@chrisbrownofficial)

米歌手クリス・ブラウン(29)が21日、パリのホテルで女性に性的暴行を加えた容疑と麻薬犯罪の容疑でパリの警察に身柄を拘束された事件で、被害を訴えた女性が当時の様子を事件後初めてマスコミに告白した。ブラウンは彼女の主張は嘘だとして名誉棄損で告訴する構えだが、女性はブラウンら3人にレイプされたのは事実と反論した。

米芸能サイト「レーダーオンライン」によると、被害を訴えた女性はアルジェリア出身でパリで演劇を学んで女優やモデルの仕事もしている21歳の学生だという。マスコミに話すのはお金のためではなくて「正義のため」で、「最終的に私が言っていることが真実だとわかってもらえるはず」という。

知り合いのバーテンダーの紹介で1月15日、パリのマンダリン・オリエンタルホテルのスイートルームで開かれたブラウンらのパーティーに参加したという。パーティーには大勢の女性たちが参加していたという。 パーティーが始まると「すぐに雰囲気が悪くなった。マリファナの煙があちこちに立ち込め、音楽が流れていたが誰も踊らなかった。みんなコカインをやっていた。ブラウンもやっていて、部屋の中を歩き回っていた」。そして「帰ろうとしたらブラウンに腕をつかまれ、更衣室に連れ込まれてレイプされた」という。翌朝警察に行こうとしたが勇気がなく、友人に相談したら弁護士と相談したほうがいいといわれ、18日に警察に被害を報告したという。

その後「逃げようとしたが、部屋に入るときにスマホを取り上げられていたので、ボディガードに聞いたら、彼の部屋にあるといわれた」という。そして6階のボディガードの部屋に行ったときにボディガードにレイプされたという。さらに、6階の奥の部屋でブラウンの友人にもレイプされたという。「私は泣き崩れました」という。 そして18日に警察に被害を届けたという。「彼らはスターで何でも許されると思っているかもしれません。しかし正義というものがあります。彼らがなぜあのようなことをしたのか理解できません。そして彼らは私を笑いSNSで私を愚弄したのです」と怒りをぶちまけた。ブラウンはSNSで女性を嘘つき女と非難したがその後削除したという。

ブラウンら3人はパリの警察に逮捕され翌日に釈放されたが、捜査は続いているという。ブラウンの代理人は「彼女といかなる性的関係も持っていない」と容疑を全面否定して名誉棄損で彼女を告訴したが、女性が沈黙を破って被害を告白したことで新たな波紋が広がっている。