有名大学不正入試事件の米女優ロリ・ロックリンが保釈金1億円で保釈  フェリシティ・ハフマンの保釈金は2800万円その差は?

(2019年3月14日)

  • ロリ・ロックリン
  • ロリ・ロックリン(Insta
    gram/@loriloughlin_fans)
  • フェシリティ・ハフマン
  • フェリシティ・ハフマン(Instagram/@felicityhuffman)

娘2人を名門大学に不正入学させるための詐欺行為に関与したとして起訴された米人気女優ロリ・ロックリン被告(54)は13日、仕事先のカナダのバンクーバーからロサンゼルスに戻り当局に出頭して逮捕されロサンゼルスの拘置所に収監された。その後裁判所で罪状認否が行われ、保釈金100万ドル(約1億1000万円)を納付して同日保釈された。夫のファッションデザイナー、モッシモ・ジャヌリ被告もロックリン被告と共謀して不正入試に関与したとして起訴され12日、保釈金100万ドルを納付して保釈された。夫妻は3月29日にボストンの裁判所に出廷することを命じられた。米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)が報じた。

ロックリンは保釈の条件として国外にとどまることが命じられたが、現在出演中の映画の撮影のためにバンクーバーに行くことは認められたという。
ロックリン夫妻は仲介者の大学入試コンサルタント、ウィリアム・シンガー被告(58)に50万ドル(約5500万円)を払って、実際にはスポーツの経験がない娘2人をボートの選手と偽り、南カリフォルニア大のスポーツ関係の幹部にわいろを渡してボートチームの推薦枠で不正入学させたとされる。

1万5000ドル(約165万円)払って長女の大学進学適性試験(SAT)の点数を上乗せさせたとして起訴された米人気テレビドラマ「デスパレートな妻たち」で知られる女優フェリシティ・ハフマン被告(56)は12日に保釈金25万ドル(約2750万円)を納めて保釈された。

2人の保釈金に大きな差があるのは、ハフマンが娘1人に対してロックリンは娘2人を不正入学させたことや不正入学のために使った金額が5500万円と高額でより悪質だったためとみられる。

今回の事件では33人の受験生の親と大学関係者ら計50人が起訴され史上最悪の大学不正入学事件として波紋を広げている。