「スター・ウォーズ」のマーク・ハミルがトランプ大統領の星型撤去を支持 キャリー・フィッシャーに変えるようアピール

(2019年6月20日)

マーク・ハミル
ハミルとフィッシャーさん(右)(Instagram/@hamilhimself)

映画「スター・ウォーズ」シリーズのルーク・スカイウォーカー役で知られる米人気俳優マーク・ハミル(67)が、「ウォ―ク・オブ・フェイム」(名声の通り)にあるトランプ大統領の名前入りの星型を、同シリーズでオーガナ姫を演じたキャリー・フィッシャーさんに取り換えるようツイッターで提案した。その真意と実現の可能性は?



米芸能サイト「レーダーオンライン」によると、ハリウッドの歩道に埋められた数々のスターの星形の「ウォ―ク・オブ・フェイム」はハリウッドの殿堂になっているが、マーク・ハミルや「スター・ウォーズ」ファンの要望にもかかわらず同シリーズのオーガナ姫役で一世を風靡し2016年に60歳で死去した女優キャリー・フィッシャーの星型は作られていない。ちなみにハミルは昨年3月に2630人目として選ばれている。ほかにもハン・ソロ役のハリソン・フォード、オビ=ワン・ケノービ役のアレック・ギネス、ランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズ、メイス・ウィンドウ役のサミュエル・L・ジャクソンらが選ばれている。

ハミルはウェスト・ハリウッド市議会がトランプ大統領の星形を撤去することを満場一致で決議していることを引き合いに出して「除去するのはいいこと!(そして誰のと取り換えるべきかわかったよ)」とツイートして、「#AStarForCarrie」と「キャリー・フィッシャーの星」のハッシュタグをつけた。

トランプ大統領の星形は、これまでも何度か破壊されたり金色の便器が置かれたりしてその修復に高額な費用がかかっていることから、ウェスト・ハリウッド市議会は昨年8月に撤去を決議した。しかし、ウォ―ク・オブ・フェイムはハリウッドの商工会議所が管理しており、ビル・コスビーやケヴィン・スペイシーの性的暴行事件があって撤去するかどうかの議論があったが「歴史的な意匠の一部」として撤去はしなかった。

トランプ大統領は20年以上にわたってミス・ユニバース・コンテストをプロデユースした功績が認められて2007年に殿堂入りしたという。星の撤去の前例はなく商工会議所が大統領の星を撤去することはないだろうという。

一方、フィッシャーの星形については生前に検討されたことがあり、没後5周年にあたる2021年にも遺族や関係者による星形設置のセレモニーを行う可能性があるという。