キム・カーダシアンが下着ブランド「Kimono」を立ち上げて「日本の着物文化への侮辱」などと物議

(2019年6月27日)

米人気タレント、キム・カーダシアン(38)が「Kimono」(キモノ)という名前の矯正下着のブランドを立ち上げて、「日本の着物文化に対する侮辱」などと非難が殺到する騒動になっている。いったいなぜ下着にキモノ?キムの真意は?

米芸能サイト「TMZ」によると、キムは女性のボディを美しくシェイプアップする下着ブランド「Kimono」を立ち上げて25日(現地時間)、発表した。自身がモデルになって下着を身に着けた写真などをインスタグラムに投稿して「昨年から進めてきたプロジェクトをいよいよ皆さんとシェアできることなりました。15年間情熱を注いできました」などとコメントを添えた。

「Kimonoはシェイプアップする下着で女性にとっての解決策となるものです」という。
「私は補正下着を使用するときにいつも自分のスタイルに合うように切ったりしていました。また自分の肌の色に合う色のものがなかなか見つからなかった。そうした問題を解決するものです」という。矯正下着はXXSから4XLまで各種サイズと色も9色取り揃えて販売するという。

米国には「Kimono Condome」(キモノ・コンドーム)も

なぜ「Kimono」というブランド名にしたのかは説明されていないが、米国にはほかにも「Kimono Sunglass」(キモノ・サングラス)や「Kimono Restaurannt」(キモノ・レストラン)から「Kimono Condomm」(キモノ・コンドーム)まであるという。

キムはこれまでも「Kimoji,KKW Beauty」というコスメブランドや「KKW Fragrance」という香水ブランドを立ち上げている。KKWは「キム・カーダシアン・ウェスト」という彼女の名前の頭文字で、その流れからすると「KKW Shapewear」にしておけば問題なかったと見られるが、キムはすでに「Kimono」を商標登録しているという。

「Kimono下着」に対する反発は予想以上に強く、「日本の文化に対する侮辱」などとSNSで批判が殺到しているという。ムとKimonoをもじって「#KimOhNo」(キム、オー、ノー)というハッシュタグも登場。日本の着物の写真を投稿して「これが本物の着物」とするツイートも。たしかに米国など海外で「Kimono=下着」のイメージが定着してしまったら問題だ。