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ハリウッド特急便
スカーレット・ヨハンソンが“性的虐待疑惑”渦中のウッディ・アレン監督を熱烈に擁護 被害女性“はツイッターで反論
(2019年9月6日)
米人気女優スカーレット・ヨハンソン(34)が養女に対する“性的虐待疑惑”の渦中にあるハリウッドの巨匠・ウッディ・アレン監督(83)を熱烈に擁護する発言をした。これに対して被害を訴えていたディラン・ファローはツイッターで反論して新たな波紋が広がっている。
ヨハンソンは米誌「ハリウッド・リポーター」のインタビューで「アレン監督の潔白を信じている」と擁護する発言をした。
アレン監督は1980年代から90年代にかけて女優ミア・ファーロー(74)と交際していたが、1992年に彼女の養女ディラン・ファーローが「7歳のときにアレンから性的虐待を受けた」と告発。さらに2017年に米ロサンゼルス・タイムズに性的虐待に関する書簡を公開。そして昨年12月に今度は米CBSテレビのニュース番組「This Morning」で同様の告発をした。
アレン監督は「25年前に告発を受けて、病院とニューヨークの福祉保健局が数か月にわたって綿密な調査を行ったが、どちらも『性的虐待はなかった』という結果になっています」「そのとき『夫(アレン監督)と喧嘩別れして腹を立てた母親(ミア・ファロー)が子供を洗脳して、ウソのストーリーを話すよう指導することはできる』と証明されたのです」などとする声明を発表して潔白を主張した。
しかし、ハリウッドでセクハラを告発する「#Me Too」運動が盛り上がるなか、アレン監督の作品に出演した俳優のマイケル・ケインらが遺憾の意を表明して、アマゾンがアレン監督との契約をキャンセルするなど波紋が広がっていた。
そうしたなか、ヨハンソンは「私はウッディを愛しています。彼を信じているし、どんなときでも彼と仕事をするつもりです」と断言して監督を熱く援護した。
ヨハンソンは「マッチ・ポイント」(2005年)、「タロットカード殺人事件」(2006年)、「それでも愛するバルセロナ」(2008年)と3本の作品デ」アレン監督とコンビを組んでいる。
「彼とはその事で何度も話したわ。私も彼も本当に率直に話した。彼は潔白を主張したし、私は彼を信じている」とヨハンソン。
ハリウッドの社会政治学的な風潮から彼を擁護することは難しいけれど、彼の潔白を信じることをやめたりすることはないわ」という。
ヨハンソンは「アベンジャーズ」シリーズからスピンオフした「ブラック・ウィドウ」(2020年)に主演するほか「ジョジョ・ラビット」(10月18日全米公開、2020年1月日本公開)、「マリッジ・ストーリー」(10月8日全米公開、日本公開未定)と話題作の出演が続きハリウッドにスカヨハ旋風を巻き起こしてる。
Because if we’ve learned anything from the past two years it’s that you definitely should believe male predators who “maintain their innocence” without question. Scarlett has a long way to go in understanding the issue she claims to champion. https://t.co/S1NmttL9tJ
— Dylan Farrow (@RealDylanFarrow) September 5, 2019
ディランはツイッターで「もし過去2年間に何かを学んだのなら、性的に人を食い物にする男の潔白の主張を疑うこともなく信じたりするべきではない。スカーレットはこの問題を理解するにはまだほど遠い」などとアレン監督を擁護したヨハンソンを痛烈に非難した。彼女のツイートをロサンゼルス・タイムズが記事にするなど新たな波紋が広がっている。