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「キャプテン・アメリカ」出演女優が母親刺殺事件で正当防衛主張

(2020年1月16日)

「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」(2011年)に出演した女優のモリー・フィッツジェラルド被告(38)が母親を刺殺したとして第2級の殺人容疑で逮捕された事件で、同被告が正当防衛を主張した。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、昨年12月20日(現地時間)、フィッツジェラルド被告の母親パトリシアさん(68)がカンザス州オレイサの自宅の玄関で背中にナイフが刺さった状態で死亡しているのが発見された事件で、フィッツジェラルド被告が2日(現地時間)、殺人容疑で逮捕された。同被告は警察の取り調べに正当防衛だったと主張しているという。

「キャプテン・アメリカ」出演女優が母親刺殺事件で正当防衛主張
フィッツジェラルド被告の逮捕写真(ユーチューブから)

昨年12月20日の事件発生当時、フィッツジェラルド被告は911番に電話したときにパトリシアさんが彼女を殺そうとしていたと話していたという。しかし現地の検視官は同被告の正当防衛を証明する証拠は発見できなかったという。同被告の父親は、同被告は昨年6月から母親と同居していたが、そのころから同被告の攻撃的な行動がエスカレートしていたと警察に話したという。

一方、フィッツジェラルド被告は「母親がナイフで私を殺そうとするのを止めなかったので彼女を殺すしかなかった」と主張しているという。母親を視察した後同被告も病院で切り傷やかまれた腕の治療を受けたという。同被告は保釈金50万ドル(約5450万円)を設定され、1月29日に出廷することを命じられた。はたして正当防衛は認められるのか裁判の行方が注目される。

フィッツジェラルド被告は「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」(2011年)にスタークガール役で出演したほか「The Creep」(2017年)では監督を務めるなど女優、監督、プロデューサーとして活躍していた。