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コロナ不況が米メディアも直撃 大手アメリカン・メディア社が給料23%無期限カット通告 「US Weekly」「Star」「OK!」などを発行

(2020年3月31日)

コロナ不況が米メディアも直撃 アメリカン・メディア社が賃金カット
(アメリカン・メディア社のHP)

米芸能週刊誌「ナショナル・エンクワイラー」や「US Weekly」、「Star」、「OK!」、「InTouch」「レーダーオンライン」などのエンタメ系の週刊誌やウエブマガジンを抱える米大手出版社のアメリカン・メディア社(AMI)が”コロナ不況“で従業員のリストラや賃金カットを余儀なくされているという。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、アメリカン・メディア社は3月初旬、米芸能サイト「レーダーオンライン」と芸能週刊誌「OK!」のデジタル部門のスタッフの大幅な縮小を断行した。そうしたなか、同社のCEOデビッド・ペッカーは29日(現地時間)、スタッフに4月1日から給料の23%を無期限でカットするとメールで通達したという。その理由として新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大で「短期間で数百万ドル(数億円)の突然の損失が出た」としている。

週刊誌などを販売する大都市のスタンドが閉鎖され、旅行客が激減して駅や空港での売り上げが激減したことに加えて、コロナの影響で不況になり広告収入も減ったとしている。ベッカーCEOはメールで「アメリカンメ・メデアの全スタッフは、雇用を守り、会社を安定させるために団結しなければなりません」と訴えたという。

スタッフをリストラされた「レーダーオンライン」と「OK!」は新しい記事の作成に苦労しているという。「レーダーオンライン」は特集記事が増え、ニュース記事が激減した。コロナ・パンデミックの脅威はマスメディアの世界も直撃しているようだ。

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