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スパイク・リー監督がコロナ感染拡大のNYを題材の短編映画をSNS公開「NYへのラブレター」

(2020年5月12日)

映画「マルコムX」(1992年)や「ブラック・クランズマン」(2018年)などで知られるスパイク・リー監督(63)が、コロナ感染パンデミックで未曽有の感染者と死者を出しているニューヨークを題材にして短編映画「New York New Tork」をインスタグラムに投稿した。「NYに住む人たちへのラブレター」だという。

米CNN(電子版)によると、スパイク・リー監督は7日(現地時間)、コロナ感染拡大のNYの住人や最前線で従事している医療関係者に捧げるショート・フィルムを投稿。「『New York New Tork』はそこに住む人々に対するラブレターです」とコメントw添えた。

そして「明快にシンプルに。スーパー8フィルムとカメラを提供してくれたTINA SINATRA、SONY/ATV、KERWIN DEVONISH(カメラ)、ADAM GOODE(編集)、TIM STACKER、KODAKに特別な愛の叫びを捧げます」とつづった。

同短編映画はフランク・シナトラの名曲「ニューヨーク、ニューヨーク」が流れる中、コロナ感染拡大のロックダウンで人気のないコニーアイランドやヤンキースタジアム、地下鉄、自由の女神など一変したニューヨークの有名スポットを映し、さらにはセントラルパークに特設された野戦病院のような医療施設とそこで働く医療関係者たちを映している。そしてビルの上を赤く染めて医療従事者を応援するエンパイア・ステート・ビルの姿で締めくくっている。

リー監督は「ドゥ・ザ・ライト・シング」、「マルコムX」など人種差別問題をテーマにした映画で知られる。製作・脚本・監督を務めた「ブラック・クランズマン」が第91回アカデミー賞(2019年2月)の作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞など6部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。受賞スピーチで人種差別の問題について語り、2020年の大領領選挙に触れて「正しいことをしよう」と名指しはしなかったがトランプ批判をしたことに対して、トランプ大統領がツイッターで反撃するなど波紋が広がった。