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冤罪で37年服役し無罪になった男性が「AGT」で感動の熱唱 エルトン・ジョン「涙が出た」

(2020年5月27日)

冤罪で37年服役して無罪になった男性がAGTで感動の熱唱 エルトン・ジョン「涙が出た」
(熱唱するアーチー・ウイリアムズさん=ユーチューブから)

冤罪で終身刑を宣告され37年服役した後に無罪が証明され釈放されたアーチー・ウイルアムズさんが26日(現地時間)、米NBCテレビの「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演して、自身の体験を明かし熱唱して審査員や観客を感動させた。エルトン・ジョン(73)はツイッターで「感動して涙が出た」とコメントするなど反響を呼んでいる。

米芸能サイト「TMZ」によると、アーチーさんは米NBCの公開オーデイションのリアリティ番組「アメリカズ・ゴット・タレント」で、冤罪で37年間服役した自身の体験を公開して、エルトン・ジョンの1974年のヒット曲「Don't Let the Sun Go Down on Me」を歌い審査員や観客を感動させた。番組を見たエルトンはツイッターで「アーチーのストーリーとパフォーマンスを聞いて感動して涙が出た。彼が示した勇気と許しは本当に感動的です。世界が感動したネルソン・マンデラの精神と同じです」と賛辞を送った。(上のツイッター)。アーチーさんは審査員の全員一致で合格となり、人生の再起のチャンスを獲得した。

アーチーさんは22歳のときに、米ルイジアナ州バトンルージュで白人女性をレイプしてナイフで刺したとして逮捕・起訴された。事件が起きたときに家で眠っていて犯行とは何の関係も無かったにもかかわらず、女性は 何度も彼がレイプ犯だと証言したという。1983年、裁判所は殺人未遂、加重レイプ、加重強盗の罪でアーチーさんに終身刑を言い渡した。

その後冤罪を晴らす取り組みを行っている民間団体のイノセンス・プロジェクトが1990年代に事件を取り上げ、アーチーさんは 2019年の初めにDNA鑑定の証拠により無罪判決を受けたという。