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ケネディ大統領の孫ジャック・シュロスバーグが母親キャロライン・ケネディとバイデン前副大統領に投票を呼び掛ける

(2020年8月20日14:00)

ケネディ大統領の長女で元駐日米国大使のキャロライン・ケネディ(62)が長男でケネディ大統領の唯一の男性の孫ジャック・シュロスバーグ(27)とツーショットでスピーチする動画をインスタグラムに投稿して、ケネディ大統領の「ニューフロンティア」政策の演説を引用して、ジョー・バイデン前副大統領(77)に投票することを呼び掛けた。

米サイト「TooFab」によると、ジャック・シュロスバーグ(ジョン・ブービエ・ケネディ・”ジャック“・シュロスバーグ)は母親のキャロライン・ケネディと一緒に18日(現地時間)、リモートで開催された民主党全国大会でスピーチを行い注目を集めた。キャロラインはツーショットでスピーチする動画を自身のインスタグラムに投稿して、民主党の大統領候補ジョー・バイデン前副大統領を支持するスピーチをした。

■ケネディ大統領の「ニューフロンティア」政策の歴史的演説を引用

キャロラインはさらに、父親のケネディ大統領が1960年に米大統領選挙に出馬して民主党の大統領候補に指名されて7月15日にロサンゼルスのオリンピックオーデイトリアムで8万人の観衆を前に演説し、地理的な意味でのフロンティアは19世紀末に消滅したが、戦争・偏見・貧困・差別などの問題が残っておりこれらの解決を呼び掛け「ニューフロンティア」政策と呼ばれた。この歴史的演説の動画をインスタグラムに投稿して「60年前、ロスのスタジアムで、私の父は民主党の大統領候補を受け入れました。父はアメリカ人に未来への挑戦をしました。ニューフロンティアへの旅に参加しようと」などと語った。

そしてジャックは「それは年齢や党派を問わず、心の若い人たちへの呼びかけでした。時代は変わったが、祖父の演説のテーマである勇気、団結、愛国心は、1960年と同様に今日でも重要なものです。今一度、私たちはアメリカの最高の時代がまだ来ていないと信じているリーダーを必要としています。私たちにはジョー・バイデンが必要なのです」と呼びかけた。

キャロラインはさらに、オバマ大統領の時に副大統領を務めたバイデンを「タフだがフェアなリーダー」と呼び、バイデンへの称賛の意を表した。

「今回の選挙で、私たちの未来は投票用紙に託されます」とジャックは続け、若者に向けて語った。「私たちの世代にとって、それは私たちの生活の残りの部分を定義するでしょう。私たちは気候変動に取り組む必要があります。私たちは人種的不公平のシステムを終わらせる必要があります。皆が利用できる医療を作る必要があります。働く家族を助ける経済を再構築する必要があります」と語った。

そして「私たちはこれを行うことができ、これらのニューフロンティアに到達することができます。しかし、私たちの国のために何ができるのか、より良い世界を構築するために一緒に何ができるのかを問う大統領がいなければなりません。それは私たち次第だ、それを成し遂げよう」と訴えた。

2人は、「ジョー・バイデンを次期大統領に選出しよう」と共同で宣言してスピーチを締めくくった。

■ジャック・シュロスバーグ
1993年1月19日生まれ。ニュヨーク市出身。キャロライン・ケネディとデザイナーのエドウイン・アーサー・シュロスバーグの長男。2015年にイエール大学を卒業。その後ハーバード・ロー・スクールやハーバード・ビジネス・スクールで学んだ。2018年には「ブルー・ブラッド〜NYPD家族の絆〜」のエピソードにも出演している。若い時から政治に関心を示しており祖父を継ぐ政治家になるのか注目されている。