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マリリン・マンソンの元恋人が新告発「マンソンは反ユダヤ主義で人種差別主義者」

(2021年2月7日12:30)

マリリン・マンソンの元恋人が新告発「マンソンは反ユダヤ主義で人種差別主義者」
(マリリン・マンソン㊧を告発した女優エヴァン・レイチェル・ウッド=インスタグラムから)

 米ロックバンド「マリリン・マンソン」のリードボーカル、マリリン・マンソン(55)から拷問を受け洗脳されたと告発した元交際相手の女優エヴァン・レイチェル・ウッド(33)が「マンソンは反ユダヤ主義で人種差別主義者」と新たな告発をした。さらにはスタイリストの女性がインスタグラムでマンソンから頭に銃を突き付けられたと告発するなど波紋が広がり続けている。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、エヴァン・レイチェル・ウッドは、元恋人マリリン・マンソンについて、さらに多くのことを語った。マンソンは反ユダヤ主義で人種差別主義者だと主張した。

ウッドは5日(現地時間)、インスタグラムのストーリーでマンソンが彼女を「ユダヤ人」だと吐き捨て、母親がユダヤ教に改宗していただけで「血統のユダヤ人」でなくて良かったと言ったと主張したという。ウッドはマンソンのタトゥーの写真を3枚投稿しており、腕に2つ、胸に1つ、ナチスのシンボルだと指摘した。もう一人の女性、アシュリー・リンジー・モーガンは、マンソンがアジアでナチスの記念品を買うように頼まれたことがあると主張している。

2007年から2010年までマンソンと交際していたウッドは、「マンソンは私に怒った時、私のベッドサイドのテーブルに卍を描いていた」とも語った。ウッドはまた、マンソンが黒人を蔑視する「Nワード」(ニガー)が好きだったと主張している。「私は何度も何度もNワードを聞いた」と彼女は書いている。「彼の周りの誰もが笑って参加することを期待されていた。そうしなかったり 彼を呼び捨てにしたりすると罵倒され孤立していた」。ウッドは「人生でこんなに怖かったことはない」とつづっている。

■刑事事件に発展する可能性も

ウッドはインスタグラムに「ブライアン・ワーナー(マリリン・マンソンの本名)に関連して警察に通報したい場合は、ロサンゼルス保安局からの説明書をご覧ください。私はまた、あなたが報告書を提出するときに何を期待するか、また、虚偽の報告書を提出することによって生じる可能性があるすべての影響についての概要を掲載しています」と被害を訴えることをアドバイスした。マンソンの虐待疑惑は被害届が提出され刑事事件に発展する可能性が出てきた。

ウッドは1日(現地時間)のインスタグラムで、マンソンが「私が10代のときに私を洗脳し始め、何年もの間恐ろしく虐待した」と公に非難した最初の人物で、それ以来、少なくとも11人の女性が、数年前にさかのぼる身体的および性的虐待のロッカーを非難した。歌手のフィービー・ブリジャーズは、マンソンが「レイプルーム」を持っていたと告発した。マンソンは、すべての主張を「現実の歪曲」として否定したがマネージャーが辞任しレコード会社、タレント事務所からは契約を解除されている。

■スタイリスト「マンソンの自宅で写真撮影中に銃を頭に突き付けられた」

英紙デイリー・メール(電子版)によると、スタイリストのラブ・ベイリーさんは2日(現地時間)、自身のインスタグラムにマンソンの虐待を告発する動画を投稿して、2011年にマンソンの自宅で写真撮影中に銃を頭に突き付けられたと主張した。さらにトランスジェンダーのベイリーさんに差別的な発言をしたという。当時20歳のベイリーさんはハリウッドの女優と一緒に仕事をするように頼まれたという。その女優はマンソンの部屋で失神したと主張している。

ベイリーさんは「暴行やレイプに反対することは 誰にとっても簡単なことではありません。私はキャンセル文化(個人や組織、思想などのある一側面や一要素だけを取り上げて問題視し、その存在すべてを否定するかのように非難すること)の支持者ではありませんが、マリリン・マンソンのような人があなたの頭に銃を突きつけたとき、それは声を上げる時です。まだこのひどい人間を支持している私のファッションのフォロワーの皆さん、彼の写真を投稿するときは、レイプや虐待の被害者のことを考えてみてください。今は2021年だから、このひどい人間の力を奪って、他の誰にも危害を加えないようにしないといけない。私が20歳の若きスタイリストだった頃、この男が私に何をしたのか、私の体験談をフォローしてください」と訴え「#metoo」のハッシュタグを添えた。