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ブルース・スプリングスティーン、飲酒運転は無罪も公園での飲酒で罰金5万7000円

(2021年2月25日12:00)

ブルース・スプリングスティーン、飲酒運転は無罪も公園での飲酒は罰金5万7000円
(ブルース・スプリングスティーン=インスタグラムから)

故郷のニュージャージー州で飲酒運転と無謀運転、公園での飲酒で逮捕・訴追された米ロック界の大御所の”ボス“ことブルース・スプリングスティーン(71)が24日(現地時間)、オンラインで出廷して公園でファンと飲酒したことについて罪を認めたが、飲酒運転と無謀運転の罪は免れた。”ボス“の”罪と罰“とは―。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、スプリングスティーンは昨年11月14日、ニュージャージー州サンディフックのゲートウェイ国立公園で逮捕され、飲酒運転、無謀運転、閉鎖された場所でのアルコール摂取の罪で訴追された。3つの軽犯罪の罪状認否が24日、同州ニューアークの連邦裁判所で行われ、スプリングスティーンはオンラインで出廷したという。罪状認否で「私はテキーラを2杯飲んだ」と陳述して閉鎖された場所での飲酒を認めたという。米国ではほとんどの州で特定の娯楽地区を除いて公共の場での飲酒は禁止されているという。しかし、連邦検察官は、スプリングスティーンの血中アルコール濃度が0.02%で法定容認基準の0.08%を下回っていたため飲酒運転と無謀運転の罪は棄却したという。

スプリングスティーンは、オートバイに乗って公園を走行していた時にファンのグループにつかまり一緒にショットを飲むところを公園の警備員に目撃されて逮捕、起訴された。他に犯罪歴はないという。

裁判官は公園での飲酒の罪で罰金540ドル(約5万7000円)を言い渡したという。裁判官は、スプリングスティーンが罰金を支払うのにどのくらいかかるのかと尋ねたとき彼の弁護士はニヤリと笑ったという。スプリングスティ―ンは「裁判長、私はすぐにそれを支払うことができると思います」と答えたという。スプリングスティーンは逮捕が発覚したときにジープの広告を降板していたが、飲酒運転が無罪になったことで広告を復活させるという。

■ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)

1949年9月23日生まれ。ニュージャージー州ロングブランチ出身。ミュージシャン、シンガーソングライター。ブルース・スプリングスティーンニックネームは”ボス“(The Boss)。「明日なき暴走」(Born to Run)、「ボーン・イン・ザ・U.S.A」(Born in the U.S.A)などのヒット曲多数。米国のロック界を代表する大御所のミュージシャンとして世界的な知名度を誇り、米国で6400万枚、全世界で1億3500万枚以上のレコードセールスを記録している。アメリカの労働者や若者の声を代弁する存在ともいわれる。支持政党は民主党。