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ロニー・ウッド、ロックダウン中に2度目のがん闘病を明かす「妻と娘の絵を描くことで強くなった」

(2021年4月28日12:10)

ロニー・ウッド、ロックダウン中に2度目のがん闘病を明かす「妻と娘の絵を描くことで強くなった」
(絵を描くロニー・ウッド=インスタグラムから)

ローリング・ストーンズのギタリスト、ロニー・ウッド(73)が新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウン中に2度目のがんと闘っていたことを明かした。妻と2人の娘の絵を描くことが闘病に役立ったという。

英大衆紙「サン」(電子版)によると、「自分がまだ生きていることが信じられない」と告白したこともあるロニーは、10年前に酒とドラッグをやめて人生を好転させることに成功したが、ロックダウン中に2度目のがんと診断されたことを明らかにした。小細胞がんが見つかったという。
小細胞がんは一般的に肺に発生するが、前立腺、膵臓、膀胱、リンパ節などの部位に発生することもあるという。顕微鏡で見ると、がん細胞の大きさや形が異なるように見えることからそう呼ばれているという。闘病の結果「私はオールクリアー(完治になりました」という。

2016年にやめるまで「1日25~30本のタバコを50数年間吸っていた」ロニーは2017年に肺がんと診断され、肺の一部を取り除く5時間の手術を受けたという。「コカイン、ヘロイン、酒、フリーベイシング、全部やったけど、一番やめられないのはタバコなんだ」と語っていた。

ロニーは、妻のサリー・ハンフリーズ(43)と双子の娘(4)の絵を描いていたことが自分を強くしてくれたと語った。「アートセラピーは、ある意味、自分に課せられたもので、特にロックダウンされているときにはね。表現したり、迷子になったりと、アートのおかげで乗り切ることができた。私はとても多くの作品を作ってきた」という。

ロニーは、ローリング・ストーンズの前身であるロック・バンド、フェイセズのメンバーで、ワイルドなパーティー・ライフで有名だった。特に70年代と80年代にはかなりワイルドな生活を送っていたことを認めている。1975年にローリング・ストーンズに加入してからのロックンロール・ライフスタイルが、ドラッグの世界に引きずり込まれた。70年代と80年代に一時は週に12,000ポンド(約180万円)をコカインに費やしていたという。ドキュメンタリー映画「Somebody Up There Likes Me」の中で「自分ではコントロールできなかった。やめるのに、3年ほどかかった」と告白している。

またある時期1日にウォッカ2本、ギネス8パイント、赤ワイン1本、サンブーカ1本を飲んでいたという。ロニーは8回のリハビリを経験して2010年、31歳年下の妻サリーと結婚する2年前に薬物を断つことに成功したという。73歳になっても元気なロニーは英紙ガーディアンに、どれくらいの頻度でセックスをするのかと聞かれ「毎日しなくちゃいけないよ」と語ったという。