Plusalphatodayツイッター

ニューヨークひき逃げ事件の被害者は女優リサ・ベインズだった

(2021年6月6日12:00)

ニューヨークひき逃げ事件の被害者は女優リサ・ベインズだった
(リサ・べインズー=インスタグラムから)

4日(現地時間)、ニューヨークのアッパー・ウエストサイドでスクーターにひき逃げされた被害者は映画「ゴーンガール」などで知られる女優のリサ・ベインズ(65)だったことが判明した。べインズの妻は「無法地帯の車道のようだ」とNYの交通事情を非難した。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ニューヨークで交通事故が相次ぐ中、舞台・映画女優のリサ・ベインズは4日(現地時間)、アッパー・ウエストサイドで、スクーターにはねられ病院に搬送され集中治療室で治療を受けているが外傷性脳損傷で重体だという。

映画「ゴーンガール」(2014年)、「ウェルネスの治療法」(2016年)などで知られるベインズは、4日午後6時30分頃(現地時間)、リンカーン・センター近くの親しい友人の家でのディナー・パーティーに行く途中、交差点で赤と黒のスクーターかオートバイにひかれたという。べインズは元ウォール・ストリート・ジャーナルのライターで、4年ほど前に市役所で式を挙げて結婚したキャスリン・クランホールドと、パーティーで落ち合う約束をしていたという。

ニューヨーク市警は5日(現地時間)、交差点で信号を無視してべインズをはねたとみられる容疑者の男がまだ逃走中であると発表した。「確かなことはわかっていません。目撃者の中には、スクーターだという人もいれば、ナンバープレートのないオートバイだという人もいる」と市警のスポークスマンは語った。

新型コロナのパンデミックの影響で車の数が減ったため、NYの道路は危険な状態になっており、多くの人がスピードを出したり、無謀な運転をしたりしているという。「無法地帯の車道のように感じます」 とバインズの妻クランホールドは語った。バインズの一日も早い回復と犯人逮捕が望まれる。