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ビル・コスビー釈放 州最高裁が性的暴行の有罪評決破棄 出所後に無実を主張

(2021年7月1日12:30)

米ペンシルバニア州最高裁は6月30日(現地時間)、女性に性的暴行をした罪で有罪評決を受け服役していたコメディアンで俳優のビル・コスビー受刑者(83)の有罪評決を破棄し、コスビーは刑務所から釈放された。コスビーは釈放後、こぶしを突き上げる写真をインスタグラムに投稿して「無実」を宣言した。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、コスビーはインスタグラムで声明を発表した。「私は自分の立場や話を変えたことはありません。私は常に無実を主張してきました」と、無実を主張した上で「この試練の中で私を支えてくれたファン、サポーター、友人の皆さんに感謝します」と友人やファンらに感謝。そして「法の支配を支持してくれたペンシルバニア州最高裁判所に感謝します」と付け加えた。

コスビーは、2004年にフィラデルフィアの自宅でアンドレア・コンスタンドさんにドラッグを飲ませて性的暴行を加えたとして2018年に有罪評決を受け、3年から10年の禁錮刑の量刑を言い渡され、これまで2年半を刑務所で過ごしていた。ペンシルバニア州最高裁は、コスビーが公正な審理を受けられなかったとして有罪評決を破棄したという。ハリウッドにセクハラや性的暴行を告発する「#MeToo」運動が広がる中、コスビーの有罪評決が覆されたことで波紋が広がっている。